談山神社の紅葉

久しぶりに談山(たんざん)神社へ。

ネット情報ではずいぶん前から紅葉が「見頃」となっていました。土日には駐車待ちの列ができるほど人気があるスポットですが、今日は平日で、おまけに8時過ぎに出かけましたので着いたときにはがら空き状態。おかげで神社に一番近い第五駐車場に車を止めることができました。

「正面入山受付」から入ると、拝殿へと続く長い階段があります。
正面受付から本殿への階段 拝殿
拝殿の奥(位置的には拝殿の左横)にある本殿の前には椅子が並べられ、???。後で分かったのですが、今日は神社の祭神である中臣(藤原)鎌足の命日で、例祭(大例祭)が行われる日でした。
本殿(左側)例大祭
まず拝殿(拝殿は舞台造で清水寺と同じ建築法)内の宝物展示を見て、周りの廊下へ。
拝殿内
ここから見る紅葉は前回訪れたときほどではありませんでしたが・・・それなりに・・・。軒から下がる銅製の釣燈籠は凝っていて、それぞれの模様が異なっています。
拝殿の釣燈籠
拝殿を出て、高さ17mの十三重塔へ。木造十三重塔としては世界でここにしかない貴重な塔です。談山神社の紅葉を紹介する写真には必ずと言っていいほどこの十三重塔が建造物の代表として写っています。
十三重塔
いろんな角度・場所から撮ったのが下の写真です。神社の方も仰っていたことですが、今年の紅葉は暑すぎた夏と2度の台風や長雨などのために例年よりも色づきが悪くて少しガッカリ。前回は「見頃」を終える時期に行ったのですが、そのときの方が美しく感じました。
十三重塔1 十三重塔 (2) 十三重塔3
今回、初めて「談(かたら)い山」に登りました。10分もあれば着いてしまう「登山」。中臣鎌足がここで中大兄皇子と蘇我氏暗殺を話し合ったとされる場所です。
御相談所
乙巳の変(いっしのへん、おっしのへん)と呼ばれ、蘇我入鹿を暗殺して蘇我氏(蘇我本宗家)を滅ぼした事件です。その後の「改革」と合わせて「大化の改新」と呼んでいた時期もあったあの事件です。昔からこの「大化の改新」には諸説があり、そもそもなかった!とする学者やあったにしても50年後のはずだ!とする学者がいたり・・・今の教科書には「大化の改新」646年と載っているのですが、研究が進めばこの記述も変わるかも・・・。

関係ないことですが・・・聖徳太子の扱いもずいぶん変わりました。厩戸皇子がいたのは事実のようですが聖徳太子の名で呼ばれたことはなく、ましてや「十七条憲法」を彼が作ったというのは今や少数意見のようです。特に奈良時代以前の歴史はこれからも少しずつ変わっていくことでしょう。

閑話休題。

山から下りて末社惣杜本殿や比叡神社本殿、権殿などの写真も撮りましたが、省略。中に入ることができる神廟拝所だけご紹介します。
十三重塔と神廟拝所
藤原鎌足の像
神廟拝所の藤原鎌足像
三十六歌仙扁額
神廟拝所の三十六歌仙扁額
木造狛犬(運慶作と言われていますが・・・)
神廟拝所の木造狛犬鎌倉時代
外にある絵馬
神廟拝所の絵馬
最後に、途中で撮った紅葉の景色をご覧下さい。
紅葉 紅葉1 紅葉2 紅葉3 紅葉4
スポンサーサイト
テーマ : 奈良
ジャンル : 地域情報

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:2 

久しぶりの京都(大谷本廟・清水寺・東福寺)=その3=

京都五山の一つで、臨済宗東福寺派の大本山である東福寺へ。

北門から入り、臥雲橋(がうんきょう)を渡って日下門から境内に入るルート。
東福寺北大門 臥雲橋(がうんきょう) 日下門
臥雲橋からは通天橋(有料)で写真を撮る観光客の姿がよく見えています(紅葉がまだなので通天橋には行きませんでした)。
通天橋
「観光」のメインは、方丈の四周に庭園を巡らせているのはここだけ、という有名な本坊庭園と現存する最古の方丈(国宝)である龍吟庵(りょうぎんあん)の庭園を見ること。

まず、国指定名勝「東福寺本坊庭園」へ。

◆庫裡と方丈を結ぶ渡り廊下の右側に星座の「北斗七星」を表している東庭
東福寺本坊庭園東庭 (2)
◆渡り廊下の左(方丈の南)は、立てた石と寝かせた石や築山があり、定型的な日本庭園の南庭
東福寺本坊庭園南庭
◆サツキの刈込と葛石で市松模様を表現した西庭
東福寺本坊庭園西庭
◆西庭よりも小さな市松模様が東に行くにしたがって消えていくように石と苔を配置した北庭
東福寺本坊庭園北庭
観光客は少なかったのですが、南庭を寝転ぶような姿でずうっと眺めていた外国からの観光客のことが印象に残りました。

次に、偃月橋(えんげつきょう)を渡ったところにある龍吟庵(りょうぎんあん)へ。

通天橋と臥雲橋は橋脚部分が鉄筋コンクリートなのですが、偃月橋は昔のままの木造橋廊で有名な橋です。
偃月橋(えんげつきょう)
ここの方丈は国宝で、11月だけ公開されていますが撮影禁止でした。

◆白砂を敷いただけの南庭
龍吟庵南庭
◆龍が海から顔を出して黒雲に乗って昇天する姿を石組みによって表現している西庭
龍吟庵西庭
◆鞍馬の赤石を砕いたものが敷かれている東庭
龍吟庵東庭
東福寺本堂(仏殿兼法堂)は公開されていませんが、警備員の方に中の写真をとってもいいと教えていただき、隙間から中を覗くと暗いながらもなんとかフラッシュなしで写せる状態。
本堂(仏殿兼法堂)
◆本尊釈迦三尊像(鎌倉時代の作)
本堂(仏殿兼法堂) (2)
◆天井画の龍図
本堂(仏殿兼法堂) (3)
現存する禅寺の三門としては日本最古のもので上る価値がある三門でしたが、外から眺めるだけにしました。ですから東福寺全体を写した写真はありません。
三門 三門 (2)
紅葉が深まると大勢の観光客が押し寄せる東福寺(特に通天橋から望む渓谷に広がる紅葉は圧巻だそうです)ですが、11月1日は閑散としていました。
テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:4 

久しぶりの京都(大谷本廟・清水寺・東福寺)=その2=

清水寺の境内に入ると、三重塔が目の前。日本最大級の三重塔で高さ31m弱もあるため京都の街からよく見え、清水寺のシンボル的な存在。
三重塔
妻や天井の構造はブログでご紹介したことがある東大寺転害門を縮小した轟門の前で拝観券を購入。レンタル着物を着た外国人(もちろん日本人も)や修学旅行生の多さに驚かされました。
拝観券
本堂では檜皮屋根の葺き替え工事が行われていて・・・工事のための足場やシートなどで「舞台」の周りは暗くなるなど景観が台無し。
清水寺の本堂 本堂の檜皮屋根の葺き替え工事 本堂工事中
「舞台」から「音羽の滝」を見ると、多くの観光客(ほとんどが外国からの観光客)が列を作って順番待ち。
音羽の滝
本堂を出て東側の石段を下りながら「舞台」を支えている周囲約2メートルを超える柱の写真を撮ろうとしたのですが、工事の足場がじゃまをして・・・。
舞台下
寺名の由来でもある名水が3本の筧(かけい)から流れ落ちる「音羽の滝」の列がさらに延びており、写真を撮るだけにしました。そして「舞台」を下から撮って仁王門に向かいました。
音羽の滝 (2) 本堂の檜皮屋根の葺き替え工事 (2)
仁王門に行く途中で、色づき始めた紅葉の写真をパチリ(オソマツ)。
舞台下のモミジ 清水紅葉 (2)
仁王門前では修学旅行中の小学生が集合写真を撮っているところでした。
仁王門前
清水坂の店を冷やかし(一軒でだけお土産を買いました)、七味家本舗の前を左折して五条坂へ。八坂神社や知恩院などに行く多くの観光客は右折して三年坂を通るのですが、東福寺に行く私たちは少数派。
清水坂 七味家本舗
11月1日から11日まで清水焼発祥の地である五条坂・茶わん坂の町おこしプロジェクトの一環として開催される「わん・碗・ONE」の初日にあたる日でした。五条坂から清水五条駅までに多くの焼きもの販売店があり、その店頭には赤い「わん・碗・ONE」のポスターが貼られていて、清水焼発祥の地であることを再認識させられました。〈つづく〉
テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:0 

久しぶりの京都(大谷本廟・清水寺・東福寺)=その1=

昨日のことです。

浄土真宗の宗祖親鸞の墓所である大谷本廟へ「納骨」するために妻と二人で出かけました。

4年前に紅葉の名所である南禅寺や天授庵、南禅寺水路閣、蹴上インクラインへ中2の同窓生4人で訪れて以来の「京都」です。そのときは見事な紅葉に大満足。

昨日は「観光」目的ではなく、「納骨」が主目的でしたので、紅葉の名所を訪れるには早過ぎたのですが・・・清水寺と東福寺にも立ち寄りました。
◆檜皮屋根の葺き替え工事中の清水寺本堂
清水寺本堂改修中
◆東福寺三門
東福寺三門
近鉄丹波橋駅で京阪に乗りかえ、清水五条駅で下車。15分ほど歩くと大谷本廟の入口に到着。参道入口には写真で見たことがあるアーチ状の円通橋があります。
円通橋 円通橋(大谷本廟の参道入口)
この橋を渡って坂を上ると、総門。
総門
右へ進むと納骨や読経等の受付がある本廟会館。
本廟会館(総合受付)
ここで受付を済ませ、納骨する第二無量寿堂へ。7階建ての大きな建物で、エレベーターで3階へ。大小様々な納骨所が並ぶ非日常の空間。
第二無量寿堂 小区画納骨室
納骨は妻の亡くなった両親のもので、納骨所は個人名義ではなく手次寺(他の宗派では檀那寺)名義のものです。教えられた納骨所の前でしばらく待っていると僧侶がお越しになり、参拝。
寺院名義の納骨室前で読経
納骨を終え、明著堂などの写真を撮ってから清水寺へ向かいました。
明著堂
観光客が通らない広大な大谷墓地の北側の道を歩くことにしました。右側の大谷本廟の土塀が途切れると・・・そこは、別世界。テレビや写真などでしか見たことがないお墓の群れ。墓の向こう側は東山です。振り返ると、遠くの方に小さく京都タワーが見えます。
大谷墓地から清水寺へ 大谷墓地
しばらく上ると、道のすぐ右側の墓がなくなり、その辺りからは清水寺の三重塔がかなり近くに見えています。そして崖の下に広大な墓地が広がっています。
三重塔 大谷墓地 (2)
〈つづく〉
テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:0 

キトラ古墳と高松塚古墳へ

高松塚古墳に続いて日本で2番目に発見された大陸風の壁画古墳として国の特別史跡となったキトラ古墳は昨年の秋に国営飛鳥歴史公園5番目の地区(「キトラ古墳周辺地区」)として開園しました。

我が家から車で十数分という近い場所ですので、他の地区には何度も訪れていますが、キトラ古墳周辺地区を訪れるのは今日が初めてです(車でこの地区を通ったことはありましたが)。詳しいことは国営飛鳥歴史公園のHPをぜひご覧下さい。

まず、整備された墳丘へ。古墳の下には乾拓板が設置され、実物大の「四神」や「天文図」を鉛筆で写し取ることができるようになっています。
乾拓板 乾拓板1 乾拓板2 乾拓板3
古墳自体は二段築成作りの円墳ですが、封印して整備されたのであまり見る価値はありません。
キトラ古墳
続いてキトラ古墳壁画体験館「四神の館」へ。1階は写真撮影禁止。ここは「キトラ古墳壁画保存管理施設」で実物の壁画や出土遺物を保存管理する施設です。年に4回(1ヶ月間ほど)だけ「四神」や「天文図」などの一部が公開されている場所です。今秋は10月22日まで西壁の「白虎」と天井の「天文図」が公開されていたそうです。
キトラ古墳壁画体験館 四神の館
地下1階の展示室は写真撮影、OK。

石室の原寸大レプリカが入り口付近にありました。
石室の原寸大レプリカ 石室の原寸大レプリカ (2) 
その他、キトラ古墳壁画や発掘・調査・研究に関する資料などが展示され「学ぶ」施設となっています。高松塚壁画館は高松塚古墳の出土品(模造品)や壁画の模写を展示するだけのツマラナイ施設なのに対して、この「四神の館」は実物を見ることができる価値ある施設だと感じました。
四神像
展望台に上ってみると・・・今日は快晴でしたので、畝傍山や葛城山がきれいに見えていました。
展望台から畝傍山 展望台から葛城山
帰りに「高松塚周辺地区」に立ち寄りました。国営飛鳥歴史公園館の前で「明日香菊花展」が行われていました。橿原神宮の「菊花展」に比べると規模は小さいものでした。
明日香菊花展 明日香菊花展 (2) 明日香菊花展 (3)
高松塚古墳に立ち寄ったのは芝生広場の周りに咲いているであろう季節の花を見るためでした。残念ながら・・・見つけたのはありきたりのシュウメイギクとホトトギス、フジバカマ・・・そして、花ではありませんが臭木(クサギ)の種くらいなもの。
高松塚周辺芝生広場 シュウメイギク ホトトギス 藤袴 (ふじばかま) 臭木(クサギ)の種
最後に高松塚古墳へ行って、明日香を後にしました。
高松塚古墳
 
テーマ : 奈良
ジャンル : 地域情報

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:2 

プロフィール

キク

Author:キク
FC2ブログへようこそ!
旧「アコーディオン好きの徒然日記」ともどもよろしくお願いします。

◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

カレンダー
04 | 2018/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
QRコード
QR