自費出版に思うこと

私と同じ橿原市にTさんという方が住んでおられます。この方は羽曳野市で中学校の教師をされていました。今から20年以上前、新宮に住むお母様の介護のために55歳(だったと思います)で早期退職され、最期まで介護し続けられました。

ある日、我が家を突然訪問され、「尾呂志村の三傑」という自費出版された本を置いていかれました。もう10年以上前のことです。それから数年後にも改訂第2版をいただきました。さらに本の厚さが増していました。
尾呂志村の三傑
この本にはTさんのお母様の生まれ育った郷土が生んだ偉人(伝説の外科医「下平用彩」、血液型学の国際的大家「古畑種基」、佐賀高等学校初代校長「生駒萬治」)について膨大な資料・文献を精査して書かれています。もちろん、読みやすい本、ではありませんでした…。

Tさんは技術・家庭の教師をしておられましたので、その本をいただいたときには正直申せば、驚きました。現職時代、小学校と中学校というちがいにもかかわらずお話しする機会が多くありましたが、どちらかといえば寡黙でもの静か。お人柄のよさに魅力を感じる方でした。教育の専門書に執筆されていることは知っていましたが、「尾呂志村の三傑」のような大作を目の前にして目が点になったことはよく覚えています。

そのTさんが2週間前にまた我が家を訪問してくださいました。今回はお姉様が自費出版された本をお持ちでした。
古木に咲く梅

この本は、いわゆる自分史。尾呂志のことももちろん書かれていました。新宮のことを詳しく書かれ、その後の看護学校時代や社会人となってからの仕事のことを中心に書かれた自分史です。定年退職後の仕事のことについても詳しく書かれていました。「母性衛生学会」では有名な方のようで、多くの著書、論文を発表されているような方です。

喜寿を過ぎてからも「自分史」を書かれるようなお姉様と大作を書かれたTさん。この本を読ませていただいて、自分がチッポケな人間のように思えてきました…。

たとえ自分史が書けなくても、これからの「人生」を有意義に過ごしたいという気持ちにさせてくれた本でした。これからが、人生本番です。
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銀河に口笛

朱川湊人の「銀河に口笛」(朝日新聞出版)を読みました。
銀河に口笛

今まで朱川湊人の本を3冊、このブログでご紹介しました。1冊目は「かたみ歌」、2冊目は「本日、サービスデー」、3冊目は「わくらば日記」。

この作品は、主な舞台が昭和40年代。今までの作品と同じくノスタルジックなものでした。幽霊や超能力は登場しませんが、また別の不思議な現象が(読んでからのお楽しみ…)。朱川湊人らしさがあふれた作品です。

「BOOK」データベースにはこう紹介されています。僕らは親愛なる秘密結社「ウルトラマリン隊」を結成して、みんなが持ち込んでくる不思議な事件の謎に挑んでいた。そんな小学三年生の二学期の始業式の日、不思議な力を持った少年リンダが転校してきた…。虹の七色に乗せて送る、ちょっぴりほろ苦い少年たちの成長物語。

中年になった望月直人(モッチ)が小学3,4年生の頃を振り返り、「転校」してきた林田智樹(リンダ)を「キミ」として、キミに語りかける手法で語られていきます。時代背景も不十分ながら描かれ、当時流行ったテレビ番組や遊び、歌など、私より少し下の世代の方(男性)が読まれるとまさにドンピシャ。

読んでいてときどき大人から見ると「子ども」時代をどう感じるかが書かれています。こういう文をはさみながらものがたりが進んでいくので、朱川湊人の作品を「ノスタルジック溢れる」と多くの方が言うのでしょう。例えば
子供の頃にはあんなに毎日が濃かったのに、ウカウカしていたら、大したこともしないままに夜が来てしまう。それが大人になり、社会で生きていくということなのかもしれないけど。

今の闇は、昔とは比べものにならないくらいに薄くなっているような気がする。=略=あの頃の夜の深さを思い起こすと、無性に闇が懐かしい気持ちになるのは、どうしてだろう。

“いつの日も、思い出だけが美しい”=略=この意見に僕は賛同しかねる。なぜなら時と場合によって、思い出ほどまがまがしい刃になるものはないからだ。


この作品には「ウルトラマン」や「仮面ライダー」というテレビ番組が登場します。歌では「銀色の道」。ここからは、作品と離れて私の懐かしい番組を紹介させて下さい。もちろん白黒テレビの時代です。私の家にテレビがやってきたのは遅くて、よく隣のYさんの家に家族みんなでおしかけてテレビを見たものです。今では考えられないことです。
懐かしい番組をYoutubeで探しました。まず「鉄腕アトム」の実写版。アニメ以外に実写版があったんです。

ウー、ヤー、ターの「少年ジェット」。

あのころヒーローといえば、「月光仮面」。

私より下の年代の方は「ナンジャ、コリャ」と思われるかもしれませんネ。勧善懲悪の単純な番組ですが、これがよかったんです! いつのころからか「人の失敗を笑いのネタにする」「ひとが困っている姿を楽しむ」、そんな番組が増えてきてしまいました…
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明日香村で開催された「収穫祭」

明日香村の健康福祉センター近くの芝生広場で奈良県農民連の「収穫祭」が行われました。アコーディオン演奏があると聞いていたのですが、急きょプログラムからなくなったと電話でお聞きしていたので「行コカ、行コマイカ」迷っていたのですが、あまりに天気がよく、天気に誘われて午前中2時間だけ参加してきました。
ブース1
いろんなブースがありました。生産者による直売、農民手作り屋台、こんにゃく作り実演、TPP・放射能ミニ学習会、もちつき、婚活ひろば、似顔絵コーナー、マッサージ…。
ブース2
ブース3
会場からの見晴らしはバツグンで、金剛・葛城、二上山、畝傍山などがきれいに見えていました。
二上山畝傍山
舞台ではオープニング太鼓に続いて、いろいろな演奏が。2つだけ録画しました。2つ目は珍しいインドフルートです。

演奏を聴きながら、少し早い昼メシを。炊き込みご飯とあすか汁、空腹ではなかったのですがウマカッタです。特にあすか汁はショウガが効いて絶妙な味。野外なのでそう感じたのかもしれませんが。
あすか汁
いつも感心させられるのですが(私が苦手なことが主な原因ですが)似顔絵のうまさ。スピードと「似ている」ことを要求されるのですが、見事にその要求に応えています。
似顔絵
情けないことに、昨日から再び腰痛がひどくなり、トイレへの往復の坂道を歩くのが苦痛なぐらい。会場ではあまり歩き回らず、ほとんど舞台前で演奏を楽しんでいました。あすか汁などはチカコがブースにとりに行ってくれるのを見てるだけ…。
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おふさ観音 秋のバラまつり

昨日のブログで「菊」のことを書きました。いただいたコメントに「庭の千草」という歌の「バラ」を日本向けに「菊」とした…というお話を読み、6月20日にバラまつりに訪れたおふさ観音へもう一度バラを見にいきたくなり、さっそく今日出かけてきました。
おふさ観音

おふさ観音では春と秋に「バラまつり」が行われていて、イングリッシュローズを中心に2000種ほどのバラを楽しむことができます。11月末まで開催されているそうです。今日の時点では開花していないバラの方が多く、もうしばらく待って訪問されることをお薦めします。

実物と写真とでは少し色合いが違ったりするのですが、私が一番気に入ったのは「カクテル」。つるバラのなかでも人気品種でよく栽培されているそうです。赤から黄色に変わるグラデーションが鮮やかで美しい花です。花は丸弁の一重咲きで、作ったのはフランスのメイアン。名女優ロミー・シュナイダーに捧げられたものだそうです。
 (写真はクリックすると拡大できます)
カクテル
2番目は「アンネのバラ」。ネットで調べると次のように書かれていました。「アンネのバラ」は、アンネ・フランクと同様に強制収容所に入れられ、かろうじて生還したベルギーのバラ育種家デルフォルグさんが昭和35年(1960)に育成した新品種で、「Souv.d'Anne Frank」(スヴニール・ドウ・アンネ・フランク)「アンネの形見のバラ」と命名され、アンネの遺志を伝えるために活動していた父、オットー・フランクさんに贈られました。このSouvとはSouvenirの略でフランス語。意味は「思い出、形見」と直訳されていますが、日本では「アンネのバラ」が一般的な呼び方として定着しています。
アンネのバラ
3番目が「ウィンダーメア」。ウィンダーメアは北西イングランドの湖水地方にあるもっとも大きな湖の名前で、イングランドを旅する旅行者の間で人気のスポットだそうです。
ウィンダーメア
あとは名前だけをご紹介します。
「アンジェラ」
アンジェラ
「ゴールデンボーダー」
ゴールデンボーダー
「ストロベリーアイス」
ストロベリーアイス
「リリーマルレーン」
リリーマルレーン
「ピンクノックアウト」
ピンクノックアウト
「リトルルチア」
リトルルチア
「聖花」
聖花
「ボニカ」
ボニカ
最近、朝夕の冷え込みに「秋」を感じさせられますが、日中は日差しのおかげで温かく過ごせます。家の中にいるより外へ出て「日向ぼっこ」を楽しむこと…昔はお年寄りのこうした会話の意味があまり理解できないでいましたが、このごろ少し理解できるようになりました。
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橿原菊花展

橿原神宮で毎年行われている「橿原菊花展」へ。今年は10月20日~11月23日の期間、開催されています。大規模なものではありませんが、総合花壇、3本立ち花壇、盆栽などいろいろな菊を楽しむことができました。
会場
一番のお気に入りは、小菊の盆栽仕立て。岩付けや木付け、寄せ植えなどがうまく組み合わされている作品に目を奪われました。残念なのは、開花していない菊が多かったこと。
小菊盆栽仕立て
寄せ植え
総合花壇も見事でした。菊の仕立て方のほとんどの種類を組み合わせて立体的に飾られていて、作者の苦労がよく分かります。
総合花壇
総合花壇2
大菊はほとんどが開花していました。3本仕立てが多かったのですが、1本仕立ての作品もありました。花の大きさをそろえ、各位置ごとに予定どおりの高さに育てるには高度の技術が必要だそうで、私のようなドのつく素人にはその苦労を推しはかることさえできません。
大菊3本仕立て
3本仕立て2

我が家の庭では、先日、金剛山中腹にある高天寺橋本院を訪れた帰り、JAの直売所であまりに安いので買ってしまった菊がもうすぐ開花しそうです。買ってきて水をあげるだけ…でも、開花が楽しみです。
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プロフィール

キク

Author:キク
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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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