約束

村山由佳の「約束」(集英社)を読みました。
約束
大人のための童話と言えるような絵本です。作者は今から9年前に直木賞を受賞しましたが、これは受賞する2年前に発行された絵本。子ども向けに書かれた絵本ではありません。

集英社のHPには次のように紹介されています。
僕らは祈った。4人の輝くような時間を取り戻したくて…。昭和61年、10歳の少年たちに起こった一生忘れがたい“約束”をめぐる物語。

主な登場人物はワタル・ヤンチャ・ノリオ・ハム太。1976年生まれという設定です。成人したワタルが小学4年生時代のできごとを振り返って語るという手法がとられています。

原因も治療法も分からない病気のため、ヤンチャが入院生活を送ることとなり、ワタル・ノリオ・ハム太は「未来」に行くことのできる「タイムマシン」を作ろうとします。もちろん、4年生ながらそんなものが本当にできることとは本気では考えてはいません。

ヤンチャが闘病の甲斐なく亡くなったあと、「過去」に行くことを目的としたタイムマシンを作るとノリオが宣言し、みんなの「約束」ごととなります。ハム太は父親の工場を継いでその作り手となること、ワタルは空想癖を活かして仲間のことを文として残すことを「約束」するのです。

大人になって、ノリオは量子力学を学ぶために大学で研究生活を送り、ハム太は父の工場の跡継ぎとなり、ワタルはこの「約束」という本を書き…。

過去形となった「約束」ですが、かつての少年3人がそれぞれの人生を前向きに歩み出すという素敵な「童話」。あっと言う間に読めてしまう短編ですが、ほのぼのとした気分にさせてくれる素敵な大人の童話でした。

「絵のない絵本」として集英社文庫の短編集に収められているそうですが、こちらの絵本を読まれることをお薦めします。はまのゆかの画がいい味を出しています。
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アコーディオンコンサート in 大阪

昨日は朝からバタバタと…。妻は朝早くにお供え花を買いに行ったりで忙しくしていましたが、私は役立たずの夫の見本状態…。
花
午前中は、同居していた義父の「百か日」と義母の「三回忌」を兼ねた法要。予想していた時刻よりも20分早く読経が終わり、私だけ先に昼食。1時前の特急に乗れましたので、会場には2時頃に着くことができました。

浜崎久美子さんのリハーサルが始まっていました。本来なら和田道雄さんのリハーサルがあるはずでしたが、急用のために到着が遅れるということで、急きょプログラム順も変更することに。プログラムでは和田氏の演奏からスタートする予定でしたが、松原智美さんの独奏とラースさんとのデュオから始めることとなりました。

リハが終わって開場する頃に和服姿のお美しい女性が(エイショとチャイマス)…。松原さんとラースさんにプレゼントをもってこられており、控室にご案内。予想どおりラースさんは和服姿に喜ばれ、ご自分のカメラで記念写真を。
プレゼント
予定していた時間が大幅に延びてはしまいましたが、コンサートは無事(?)に終了。コンサートには不向きな会場だったにもかかわらず、出演者の熱演により聴きに来られた方には素敵な空間となったことでしょう。

コンサート終了後、舞台作りに使った諸々のものを返却するため、Kさん運転のトラックで堂島まで。TさんとAさん計4名で返しに行き、「ラースさんを囲む会」には出席できませんでした。残念だったのはこれぐらいです。

今回、私自身の手元に残った見える財産は、ラースさんのCD。今日の午前中、やっとそのCDを聴くことができました。CDは売り切れが予想されたので、一昨日に買って、すぐにラースさんにサインしていただきました。
ラースCD
サイン
今回の2日間にわたる大阪での取り組みで大車輪の活躍をされた松原智美さん。通訳、アシスタント、演奏を難なく(?)こなすお姿を拝見して、大阪に貴重な若手プロが誕生したという実感が湧きました。
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アコーディオン公開レッスン in 大阪

JAAが主催する「アコーディオン・サマーセミナー&コンサート 2012 in JAPAN」の最終開催地、大阪での「公開レッスン」が大阪市立こども文化センターで行われました。

私は名ばかりですが実行委員の一員としてこの取り組みに関わらせていただきました。

朝8時に堂島へ行き、舞台設営に必要なものを実行委員のKさんとTさんとトラックに積み込み、トラックの助手席に乗せていただいて会場へ。会場に到着してから「午前の部」が始まるまでの短時間に多くの人に手伝っていただき、会場設営。その間、貼り紙をしたり、受講者への簡単な説明をしたり…。

開始時刻が8分も遅れてしまいました。公開レッスンが始まってからはタイムキーパー役だけでしたので、最前列で時間だけを気にしていればいい気楽な立場。通訳兼アシスタント役の松原智美さんとラース・ホルムさんは休む間もなく…。

トップバッターは我が松原アコーディオンクラブの3重奏。用事があり、受講後にすぐ帰らなければならないメンバーがいましたので、特別に記念写真を開始前に。前列向かって右がラース・ホルム氏。後列は左から松永勇次氏、吉田親家氏、杉村壽治氏、松原智美氏。
松原アコ記念写真
「午前の部」には私の所属するもう一つのクラブ、奈良アコーディオン愛好会から2人の方が参加されました。IさんとSさんです。
奈良アコ1
奈良アコ2
順番が後先になりましたが、聴講される方のためにプロジェクターで楽譜を投影。それを見ながらラースさんのアドバイスや受講される方の演奏を聴くことができます。
プロジェクター
「午前の部」にはこの他にYさんとKさんが受講され、最後に「修了証」を授与されて、記念写真を。
修了証
昼食休憩をはさみ、「午後の部」。残念ながらお一人が急用で不参加となり、受講者は4人。トップバッターのKさんは13歳。この日最もお若い受講者。「午後の部」にも奈良アコのメンバーが。このブログにいつもコメントを寄せていただいているBON先生のお弟子さんです。独奏曲とは別にラースさんと即興のデュエット。
奈良アコ3
お二人以外にMさんとHさんが受講されました。

どなたも素晴らしい演奏でした。弾き手にあわせて適切なアドバイスをされるラースさんの指導にももちろん驚かされましたが、ラースさんの指導で音が変わっていく、変えられる受講生の方々の演奏「力」にも驚かされました。

会場を片付けた後、道頓堀で「打ち上げ」を。スウェーデンにはない「串カツ」を食べに行きました。
打ち上げ
ここでもこのブログによく登場するあつかましいオジサンが。ビールで真っ赤っかの顔で…この方、どないかなりマヘンか…
打ち上げ2
明日は「アコーディオンコンサート in 大阪」があるので、まだ明るいうちに解散しました。明日のコンサートが無事成功しますように…。
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Tag:アコーディオン  Trackback:0 comment:10 

共同正犯

大門剛明の「共同正犯」(角川書店)を読みました。
共同正犯
角川書店のHPを見て、ビックリ。次のような内容紹介が書かれていたのです。
播磨灘近く、製鎖業者の多い一帯で見つかった一つの死体。死体は不動産屋の長岡。連帯保証債務三億二千万を背負った社長・翔子の犯行と直観した鳴川は、死体を移動させてしまうが--。

被害者の名前が間違っているのです。長岡ではなくて、正しくは長山。出版社の「内容紹介」に間違いを見つけたのは初めてです。自社の出版物の紹介に誤りがあるのを1年近く放置したままとは…。

「BOOK」データベースを見ると、こちらの方にも大きな誤りが…。
姫路・夢前川の製鎖工場で、男の遺体が発見された。あくどい商法で知られた不動産業者。疑いの目は工場の持ち主で、被害者への巨額の連帯保証債務を抱え苦しむ、女社長に向けられた。しかしベテラン刑事・岩田は見抜いた。この事件には、共犯者がいる―暴かれてゆく過去の因縁。真犯人は、そして犯行の真の意図とは?社会派ミステリの旗手、最新作。

遺体が製鎖工場で見つかったと書かれていますが、正しくは被害者の自宅。殺害された場所が製鎖工場で、発見されたのが被害者である長山の自宅。

文句タレついでに「共同正犯」という書名について…。共同正犯はこの小説の主題ではありません。もし法律用語を使うとすれば書名は、「連帯保証」が適切だと思います。「共同正犯」が小説内で登場するのは、この小説の最後に明らかになる、すでに時効となったある死体遺棄事件。なかなか「共同正犯」の内容が登場しないのでおかしいなあと思っていたら、枝葉末節的な扱いで最後に登場するだけなのです。

さて、肝心な小説の内容についてですが、ザンネン!と言うしかありません。多くの登場人物たちの温かな心のつながりが描かれ、好感の持てる作品ではあるのです。でも、一人称で登場する2人の人物(死体遺棄犯と刑事)に多くの条件付きでしか共感できないのです。殺害された人物だけを徹底的に悪者として描き、他の登場人物(犯人も含めて)がすべて「鎖の絆」で結ばれているという設定に違和感をおぼえるのです。

5月に読んだ「確信犯」と同じく、「文章があまり練られていなくて薄っぺらく感じてしまう」のも同じです。書名から感じるような堅苦しさはありません。それなりに楽しめる小説ではあります。
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Tag:読書  Trackback:0 comment:8 

またまたYouTubeの「おすすめ」

今日の暑さには、マイリマシタ。昨日は「さとやま探検」が楽だったように書きましたが、寝苦しさにもかかわらず夜中に一度も目が覚めないほど疲れていました。

というわけで、今日は家の中で一日おとなしくしていました。外に出たのは金融機関へ振込にいったのと買い物だけ。後は庭に出て花の生長を確かめただけ。

久しぶりにYouTubeを楽しみました。「あなたへのおすすめ」の中から少しだけご紹介します。まずはアコーディオンの動画を3本。



種明かしのあるマジック

iPadを使ったマジック

最後は、原発について

今日は少々手抜きの記事になってしまいました。この暑さがワルイのです。週末はもっと暑くなるとか…。勘弁してクダサイ。土・日はラースさんのイベントが待っているのです。
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プロフィール

キク

Author:キク
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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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