雷桜

宇江佐真理の「雷桜」(角川書店)を読みました。
雷桜
宇江佐真理は江戸市井の人々の思いや出来事を、季節の移ろいに織り込んで温かく描く素敵な時代小説が「得意?」で、私の好みである「人情時代小説」(とでも呼べばいいのでしょうか)を数多く世に出しています。私にとっては、困ったときの宇江佐真理なんです。

読んだ本の中で、歴史上の人物を描いた「深尾くれない」と「富子すきすき」だけが、私にとっての駄作でした。今回の作品はいつものような江戸市井に生きる人々の「人情時代小説」ではありませんでした。いつもとは違った作風の時代小説でしたが…駄作ではなく、オススメの時代小説でした。

角川書店のHPには、次のように紹介されています。
乳飲み子の頃に何者かにさらわれた庄屋の愛娘・遊(ゆう)。15年の時を経て、遊は、狼女となって帰還した。そして身分違いの恋に落ちるが――。数奇な運命を辿った女性の凛とした生涯を描く、長編時代ロマン。

角川書店のHPを検索するときにこの「雷桜(らいおう)」が3年半前に岡田将生と蒼井優が主演で映画化されていることを知りました。その映画の存在を知りませんでしたが、封切り当初は話題となり映画館に大勢の人が押し寄せたとか…。

主な舞台となるのは江戸から少し離れた、歩いて3日ほどの距離にある瀬田村と瀬田山、そして徳川御三家に次ぐ家格である御三卿の清水家がある江戸。

瀬田村の庄屋、瀬田助左衛門の愛娘・遊が初節句を迎えた日に拐かしにあい、行方不明に。村人や島中藩の藩士たちの捜索にもかかわらず遊を見つけることが出来ず捜索は打ち切られることに。隣の岩本藩の仕業と思われるものの確かめようもなく、庄屋一家は気持ちの区切りをつけるために遊の弔いを出します。

月日は流れ、瀬田助左衛門の次男・助次郎が清水家に仕えることになり、「気の病」を持つ将軍家斉の子・斉道に気に入られて士分に。

ちょうどその頃、拐かされた遊が突然家に戻ってきていたのです。連れ去った男に瀬田山の中で育てられ、遊が「親父様」と呼んでいた男が突然姿を消してしまい(姿を消す前に拐かした事情を遊に話していました)、困った遊が自ら親の元に戻ったのです。

遊は男のような言葉遣いで気性も荒く、村人からは狼女、おとこ姉様などと呼ばれ、村での生活になかなか馴染むことが出来ず、山に戻っては桜の炭を焼く生活をするようになります。

一方、江戸では…気の病の養生をするために斉道の意思で助次郎の故郷、瀬田村でしばらく過ごすことが決まります。

助次郎から遊のことを詳しく聞いていた斉道は遊と運命的な出会いをすることになります。

…あらすじは、ここまで。あとは読んでのお楽しみ…。「雷桜」とは何か、運命とは…ぜひお読み下さい。長編ですが、途中で本を閉じられなくなるぐらいオモシロイ、壮大?な物語です。
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「万葉の楽園」と「相撲神社」

昨年の5月に開園したばかりの「万葉の楽園」と新しくなった「相撲神社」へ。
園内
妻を「リサイクル館かしはら」(古くなったネクタイでポシェットを作る無料のリフォーム教室)へ送り、待ち時間を利用してすぐ近くにある「万葉の楽園」や「相撲神社」、箸墓古墳、纒向石塚古墳などへ出かけました。教室の1回目のときは家に戻ったのですが、せっかくの機会ですので2度目の訪問…。
リサイクル館かしはら 館内1階
昨年と同じように、まず相撲神社へ。ニュースでただの「広場」のようだった土俵が本格的な土俵に生まれかわったことを知っていましたが、残念ながらブルーシートで覆われていました。
土俵
本格的な土俵が作られただけではありませんでした。鳥居をくぐってすぐのところに力士像が、そして新しく小さな社が建てられ、野見宿禰の記念碑が相撲協会によって建てられていました。昨年訪れたとき、あまりにも寂れた場所なので「これが相撲神社??」と思いましたが、すっかり様変わりしていました。
力士像 新しい社 野見宿禰の記念碑
万葉の楽園には大きな変化はありませんでした。芍薬はもう花期を終え、花は少ししか咲いていませんでした。下の写真の芍薬は、バラの世話をされているスタッフに伺うと「大和シャクヤク」だということですが…もしかすると洋シャクヤクかも…です。
シャクヤク2 シャクヤク
昨年のブログで紹介していない薬草を少しだけご紹介します。
根が鎮痛作用を持つトウキ、葉に百日咳、ひきつけ、炎症を抑える作用があるユキノシタ
トウキ ユキノシタ
黒いタネが香辛料として使われるニゲラ、根が下痢止め薬になる翁草 (おきなぐさ)
ニゲラの花と実 オキナグサの実
甘味が強くて糖尿病患者の砂糖代わりの甘味料として煎じて用いる甘茶、咳や胃炎に効果があるウスベニアオイ
アマチャ ウスベニアオイ
園内には様々なバラが咲いていましたが、割愛させていただきます。

万葉の楽園から見る奈良盆地は黄砂のために霞んで、見えるはずの二上山がほとんど識別不能…。肉眼では分かりましたが、写真では…。
二上山
まだ時間に余裕があり、纒向石塚古墳(まきむくいしづかこふん)と箸墓古墳(はしはかこふん)に立ち寄りました。
纒向石塚古墳 箸墓古墳
リサイクル館に戻ると「教室」終了まで40分もあり、お隣の「まほろばキッチン」でコーヒーを飲んで時間潰し…。
まほろばキッチン
妻の作ったポシェットです。
ポシェット
このブログを書いている今、妻は2つ目のポシェットを作っています。
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YouTubeの「あなたへのおすすめ」から

久しぶりにYouTubeで時間潰し…。ずっと見ることのなかったYouTubeの「あなたへのおすすめ」の中からいくつかの動画をご紹介します。時間がかかりますので、お暇なときにでもご覧下さい。

【作業用BGM】 ピアノ&アコーディオン(44分です。まさに「作業用」です)

福人「人生のメリーゴーランド」(これは短いのですぐに聞けます)

ナポリは恋人(kibi hideshiさん)

綾小路 きみまろ 爆笑!エキサイトライブビデオ 第4集

桂枝雀 一人酒盛(23分)

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Tag:アコーディオン  Trackback:0 comment:2 

久しぶりの楽譜作り

ずいぶん前に楽譜作成ソフトを使って、「西日本アコ仲間の集い」で用いる重奏譜を作りかけていました。「5月中にできあがれば…」という事務局からの依頼でした。

まだまだ時間がある、とホッタラカシていました。気付けばすでに5月下旬…。あわてて昨日から楽譜作りを再開(といっても、すでに編曲済みの手書きの楽譜を打ち直すだけですが)。

慣れない作業なので、時間がかかります。編曲された先生の苦労に比べれば楽チンな作業ですが、機械的に入力しているとすぐに飽きてくるのです。ちょっと入力して…休憩…入力…休憩…休憩…入力…休憩…休憩…休憩…入力…。

私の使っている音楽ソフトはバージョンでいえば最新のものから4代前の古い古いソフト。最新のものは符尾の向きや記号の位置を最適化する「楽譜の整形」機能がついているようなんですが、古いバージョンではひとつひとつマウスでの微調整が必要です。

下の楽譜は微調整したつもりですが、それでもナンジャコラ?という仕上がり。パート譜ではこの見にくい部分を訂正しなければなりません。こういう臨時記号が重なってしまう箇所がいくつかあり、その度に「クソッ!」の連続。トホホ…です。
記号
今日の段階で、あとは指番号の入力を残すのみになりました。対位ベースは数字を○で囲むのですが、今のソフトではこの○の線の太さを調整できないのです。もしかすると出来るカモと思っていろいろ試しましたが…今日のところは断念。
指番号
明日、指番号を打ってパート譜を作れば「完成」です。そして楽譜を先生に送り、間違いを訂正…。

BON先生、もうちょっとお待ち下さいませマセ(スミマセン…)。
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Tag:アコーディオン  Trackback:0 comment:6 

晩春の庭に咲く花

今年はめずらしく石垣のサツキの花がたくさん咲いてくれています。例年は花数が少なく道に落ちた花柄を掃除する頻度が少なかったのですが、今年は油断すると道に花柄が目立つので妻はもう何度も掃除を…。
サツキ2
アマリリスは毎年花を咲かせてくれていますが、今日、開花し出しました。いつもは4つの花が咲くのですが今年は2つだけ??竹富島で道端にたくさん咲いていたアマリリスは見事でしたが、我が家の庭には場違いな感じです。
アマリリス
初めてご紹介するのが、ユキノシタ。日当たりの悪い石垣の裏側に葉が増えすぎ毎年引き抜いているのですが、それでも新しい葉をつけこの時期に花を咲かせています。昔は薬草として重宝されていたそうですが、我が家では「雑草」扱いです。
ユキノシタ
イヌマキに花が咲いています。我が家のイヌマキは雄株ですので、咲いているのは雄花。葉と同じような長さなので目立ちません。
イヌマキ イヌマキの花
白い花を咲かせて半年以上楽しませてくれたサンパラソルは冬越しができず、新しく赤い花を咲かせるサンパラソルを買いました。今年も夏から秋にかけてずっと花を増やし続けてくれることを期待しています。
サンパラソル
ガザニアは強い植物です。何度も冬を越してくれ、忘れた頃に花を咲かせてくれます。
ガザニア
その他の花の説明は省略します。
(順にカランコエ、スカビオサ、ゼラニウム、バーベナ、ペチュニア2種、パンジーとペチュニア、ラベンダー)
カランコエ スカビオサ ゼラニウム バーベナ  ペチュニア ペチュニア2 パンジーとペチュニア ラベンダー
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Tag:雑感  Trackback:0 comment:7 

プロフィール

キク

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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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