アコ特有の指づくり肘づくり肩づくり=その3=

8月29、30日の続きです。
表題

◇ピアノをやった方が指が強くなるか?  
ピアノをかなりやった人がアコーディオンを習うと,やはり指がしっかりしているのに気づくものである。ピアノの鍵盤はある程度の重さと深さが,指の筋肉を作るにふさわしい条件をそなえているためで,エレクトーンのように触れるか触れないのに音が鳴ってしまうのは何か心もとないが,アコーディオンも強く叩けば大きく音が出るというものでないのがピアノとの根本的な相違であるのを心得よう。

アコでは全てに適度の指圧で弾く。つまり指運びをする…である。従ってピアノのようにフォルテシモの時の叩き方からピアニシモの力をセーブして音を作るといった技術が指自体にさほど必要でないから楽と言える。

◇ミス・タッチを防ぐには
5本の指をドからソまでの上に並べ,その音域内で弾く場合が一番易しいのは,各指がそれぞれ自分の押すべきキーの上にスタンバイしているからである。だから指の切り替えがあっても,次の指が今度押すべきキーの上に一瞬早くいればミス・タッチは防げるわけだ。

名手と言われる人の演奏の指運びをスローモーション・カメラで見ればそれがよくわかる。これにはゆっくり練習してスタンバイ方式を身につけることだ。

◇ピアノよりアコが難しいというが…
蛇腹操作が分からないとか鍵盤数が足りないなどを除いてもピアノで弾ける同じ曲を,同じ鍵盤でもアコではうまく弾けないものである。これは,肘なり,手首なり指なりを水平に作動させるより上下に作動するのが生理的に不安定なためである。

この理由は一つではない。まず引力に対してピアノは平行して手を動かすのにアコは垂直作動だからのハンディをもっている。第2にはピアノは引力の助けを借りて打鍵出来るのにアコはボディーと同方向を向いている(向こうむき)鍵盤へ手のひらをUターンさせて打鍵するわけで,特に完全Uターンの出来ない栂指は留意しないと腱鞘炎になりかねない。

◇肩,肘のバック・アップについて
縦弾き(アコ)のハンディは,かなりある。高音部での指の切り替えなどが特に言える。指だけで弾こうとしてはいけない。肩を落とし,肘からの角度を楽にし,手首から先の働きに連動させる。
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アコ特有の指づくり肘づくり肩づくり=その2=

昨日の続きです。
表題
◇まず手の大きさは? 
手の大きさを見てその人のピアノ演奏に恵まれているか否か,将来性についても,ある程度判断し得ると言われている。

確かに大きい手の方が有利な点は基本的にはあろうが,訓練されることによって使い易く手のひらが伸びるもので,その方が大切だと思う。

世界的大演奏家を目指すとかなんとかなら別だが,誰でも同じようにアコを弾いてたのしもうというのに,よく「私は手が小さいから素質がないんです。」とかなんとか言って自分で決めこむことは本当に愚かだと思う。

◇指番号に忠実にやる 
初歩的な教則本というものは,指の合理的な運ばせ方を教える本と言ってよいと思う。それを番号で表示してあるのだからそれに従ってやる。時には弱い指が使いづらいことがあるが,それを避けていると先に行って伸びない。

自己流であるレベルよりあがらないのは弱指を甘やかしたのが原因。とくに4,5指のための練習曲は繰り返してやることが必要である。

不自然な指使いにならぬように常に教師に見てもらう。

◇運指に原則的なものがあるか?  
違ったキーヘ同じ指でもっていく…とか,黒鍵には長い指を使った方がよい…とか,指の側面でキーを押さない…とか常識的なことは覚えておくべきである。ジャズ・ピアニストの中には小指の上をひとさし指が越したり,ゲンコツで叩いたりするような曲もあるが,それは例外中の例外である。

また鍵盤に対して指は平行に近い方がよい。アコーディオンの場合,高音部へ行くと肘が間に合わず,斜めに指をもっていく人もあるが,出来れば肩をさげて手首をなるべく近づける。 (つづく)
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アコ特有の指づくり肘づくり肩づくり=その1=

「アコーディオン・ジャーナル」1986年6月号に掲載されている公開講座「図解アコ特有の指づくり肘づくり肩づくり」をご紹介します。
1986年6号
この講座は文章による説明とその理解を助けるように図(絵)が描かれ、絵にも「解説」が付けられています。今日はまず前文と「図解」だけを先にご紹介して、次回から本文を載せようと思います。
表題
ギターにしろピアノにしろ笛にしろ楽器をやる以上,指を使うことになる。その楽器を使いこなすということは,奏者の指がその楽器を使いこなすということにほかならない。

勿論,手首,肘,肩,そしてからだ全体がすべて関連しているとは言っても,それは関連性をもつということで実際に弾くのは指である。指が楽器に対して自由自在に動くことが即その楽器をマスターしたことになるといっても過言ではない。

そこで本稿では指の問題をとりあげ,いろいろな面から,ノウ・ハウをさぐっていこうと思う。
イ ロハニ ホ ヘ ト
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母さんのコロッケ ~懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語~

喜多川泰の「母さんのコロッケ ~懸命に命をつなぐ、ひとつの家族の物語~」(大和書房)を読みました。
母さんのコロッケ
SFとファンタジー双方の要素が入った小説です。渡利製菓の「ルーツキャンディ」をコンビニで買った主人公の秀平。そのキャンディは全部で7個。

1個なめる毎に秀平の知らない過去の祖父母や父母の実体験(過去の事実)が夢の中に…。最後の1個をなめると生まれてくる息子の成長した未来の姿が現れ、そして亡くなった祖父母もがいっしょに秀平に語りかけるのです…。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
脱サラして塾を立ち上げた主人公・秀平。自分の仕事に疑問を抱いていた彼は、子供たちに「挑戦する勇気」を与える塾を作ろうとしていた。だが、思うように生徒は集まらず焦りと不安を感じる日々が続く。

そんなある日、たまたま買ったのど飴「ルーツキャンディ」をなめてみると…。子供のときは気づかなかった、親の愛の大きさ―。ベストセラー作家が贈る究極の家族小説。


この小説に描かれている内容は誰もが否定できない、あまりにも当たり前すぎることが書かれています。例えば人間は自分が誰かから必要とされていると感じて初めて幸せを感じることができる存在だとか、大人は子供からたくさんのことを学び、育ててもらっているとか、命を大切にするというのは、決してなくすのを恐れて臆病になることではなく、命をぶつけて真剣に生きようとすることなんだとか…。

こういうことを説教(教化・啓発?)するような書きっぷりにうんざりさせられました。「小説」に名を借りた説教本としか言えないような内容。

「あとがき」にまで「子供たちには、今よりも少しでもいい世の中を…」とか「次の世代に本当に残してあげたいものの種を、つまり『希望の種』をまき続けていくことが大切です」だとか…。

書かれている内容はもちろん大切なことですし、異論を差し挟むつもりはまったくありません。この作者の熱意が多くの方々にひろがっていくことを願っているのですが、説教じみた書き方は「小説」としてはどうなのでしょう?描き方を工夫すれば素敵な「文学作品」になる良心的な作品には違いありません。

お若い方、特に乳児を育てているお父さん、お母さん方にはオススメできないことはありませんが…。
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季節外れのモクレン

7月にご紹介してから1ヶ月以上…久々の庭に咲く花の紹介です。

今朝、庭の木蓮の木を見ると季節外れのシモクレンの花が咲いているのを見て…「そういえばずっと庭の花の記事を載せていなかった…」と気づきました。ありふれた花ばかりですが、マー見タッテ下さい(笑)。

モクレンは4月に咲く花ですが、ナニをどう間違えたのか、今頃花を咲かせました。夏の終わりかけに咲くのを見た記憶がありません。
紫木蓮
トレニアは毎年庭のアチコチに勝手生えしたものを妻がプランターや鉢に植え替えて楽しんでいます。まず紫のトレニアが8月初旬に咲き出し、ピンクのトレニアはお盆過ぎから咲き出しました。
トレニア (2) トレニア
バーベナやペチュニアは5月から咲いています。ペチュニアは常に咲いていますが、バーベナは一時期花を咲かせなくなり、もうお終いかなあと思っていると…またまた咲き出してくれました。
バーベナ
ミニバラは蕾をつけてくれるのですが「病気」のせいなのか花をきれいに咲かせず落ちてしまうことが続いていました。が、やっと真夏になってからきれいな花を咲かせてくれるようになりました。
ミニバラ
ニチニチソウもトレニアと同じように勝手生えしたものをプランターに集めて咲かせています。今年は白い花しか咲いていません。
日々草
あとは…写真だけご覧下さい。順にハイビスカス、革命のフラミンゴ(ハイビスカス)、ヒャクニチソウ、ランタナ、ガーベラ、マリーゴールド、クロッサンドラです。
ハイビスカス 革命のフラミンゴ 百日草 ランタナ ガーベラ  マリーゴールド クロッサンドラ
これ以外にセンニチコウやサンパラソル、ペンタス、カランコエなどが咲いています。
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Tag:雑感  Trackback:0 comment:6 

プロフィール

キク

Author:キク
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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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