寂しい写楽

宇江佐真理の「寂しい写楽」(小学館)を読みました。
寂しい写楽
この作家の作品が大好きで何冊も読んできましたが、「ハズレ」を初めて経験したのが「深尾くれない」という歴史上実在した人物の一生を描いた作品でした。

今回の作品は、お得意の江戸市井の人々の思いや出来事を、季節の移ろいに織り込んで温かく描く時代小説ではなく、「深尾くれない」のような歴史小説で…宇江佐真理らしさを感じられない作品でした。

小学館のHPには、次のように紹介されています。
寛政の改革令に反旗を翻した蔦谷重三郎は人気歌舞伎役者の大首絵刊行を試みる。そして起用されたのは謎の絵師・東洲斎写楽だった。写楽はその正体を明らかにしないまま、十ヶ月の間に百四十余点の傑作浮世絵を発表する。助っ人にかり出されたのは山東京伝、葛飾北斎、十返舎一九の三人。

写楽を大々的に売り出そうとするプロジェクトを進めていく重三郎とその三人を軸にしながら、滝沢馬琴、太田南畝、喜多川歌麿、歌川豊国らも巻き込んで、物語は進んでゆく。明かされていく写楽の正体と江戸末期のクリエイターたちが繰り広げる群像劇にページをめくる指は止まらない。

屈指の時代小説家宇江佐真理氏が史実を踏まえて描ききった異色の歴史小説。


上の「紹介」にあるように将軍徳川家斉の時代に活躍した多くの有名文化人が登場します。小説を読み進めていると作家毎の浮世絵の特長を見ておいた方がいいと思い、本棚にある1冊3.2Kgもある浮世絵大系(集英社)から「写楽」「北斎」「豊国」「歌麿」を開き、しばらく作品を鑑賞しました。
浮世絵大系より写楽  北斎 
豊国歌麿
ご存知のように写楽は「約10か月の短い期間に役者絵その他の作品を版行したのち、忽然と画業を絶って姿を消した謎の絵師」で、能役者斎藤十郎兵衛が写楽だとする説に基づいてこの小説は書かれています。

現在では有名な写楽ですが、当時は彼の作品はまったくと言っていいほど評価されず、物語の中でも主人公として描かれてはいません。彼の作品づくりを補佐したと言われている人物たちの物語です。

宇江佐真理らしさを期待されている方にはオススメできませんが、登場する「有名人」のつながりについて興味のある方にはオススメします。
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テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:2 

またまた「庭に咲き出した花」

1週間前に我が家の庭に咲き出した花をご紹介しました。
庭
わずか1週間ですが、この間に新たに咲き始めた花があります。
毎年「もう枯れてしまったのかな?」と思っていても、この時期になると咲き出してくれるクレマチス。1枚目のクレマチスは私の手のひらぐらいの大きさがあります。紫色の方は拳大です。
クレマチス(鉄線大) クレマチス(鉄線小)
葉っぱに模様が入っていてカラーリーフとしても楽しめる赤い花のゼラニウム
ゼラニウム(葉っぱに模様が入っていてカラーリーフとしても)
オダマキとバーベナ
オダマキ バーベナ
フレンチラベンダーと満開となったスズラン
フレンチラベンダー 鈴蘭満開
花数が増えてきたアッツ桜
アッツ桜
これらの植物は強くて、毎年この時期になると花を咲かせ始めます。

今年初めて咲き出したミヤコワスレ
都忘れ
(オマケ)庭にやってきたナミアゲハと10日ほど前から姿を見せるようになったアマガエル
アゲハチョウ 雨蛙
しっぽが青いニホントカゲ
トカゲ
白馬の春とは大違いデス(笑)
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テーマ : 庭の植物
ジャンル : 趣味・実用

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姫川源流・落倉自然園の水芭蕉、座禅草、キクザキイチゲ…

昨日のブログの続きです。

姫川源流自然探勝園の湧き水を源として、糸魚川市で日本海へ注ぎ出る姫川。今年は雪解けが遅く、遊歩道に辿り着くまで残雪があり、カラマツ林の一部ではズボッと足首までかくれるほど…どこが歩道なのか全く分かりませんでした。木製の遊歩道の一部にも雪が残っていました。
姫川源流入り口辺り 源流の木の周り
カラマツ林で雪が解けた場所には一面に福寿草が咲いています。艶のある黄色い花が咲き乱れ、まさに春の訪れを告げる花だと実感できます。
福寿草群生 (2) フクジュソウ2 フクジュソウ
白と薄紫のキクザキイチゲやフキノトウがあちらこちらに咲いていました。
キクザキイチゲ群生 キクザキイチゲ白 キクザキイチゲ 蕗の薹源流
驚いたのは、ツクシ。源流の土手のツクシは珍しくないのですが、源流の水から顔を出すツクシの多さにビックリ。水の中に生えるツクシを見たのは初めてです。
ツクシ源流 ツクシ源流(水)
水辺にはたくさんの水芭蕉。
源流付近 水芭蕉源流
親海湿原(およみしつげん)に続く山道はほとんどが雪で覆われ、妻はついてくるのに難儀してマシタ。
親海湿原への道 親海湿原への道2
湿原入り口まで行きましたが、雪が多く、おまけに何も花が見えず…散策をあきらめました。

次に訪れた落倉自然園にも雪が多く残っていました。昨年は遊歩道には全く雪がなかったのですが、今年は途中で引き返したほどです。
落倉遊歩道
小さな自然園ですが水芭蕉は姫川源流よりも多く、源流にはなかった座禅草を今年も見ることができました。
落倉 水芭蕉落倉
座禅草落倉 (2) 座禅草落倉
リュウキンカも咲いていました(この写真の花だけでしたが)。そしてショウジョウバカマ(ホントはピンクに近い色でしたが写真では違った色に見えます)がいくつか咲き始めていました。
リュウキンカ落倉 (2) ショウジョウバカマ落倉ピンク
その他、この旅行で見つけた花をいくつかご紹介します。特に珍しい花ではありませんが、奈良とは時期がずれて咲いているので不思議な感覚に陥ります。

道沿いに多く見られたスイセンとシバザクラ
その他スイセン その他芝桜
同じく、雪解けの道沿いに雑草のように咲くフキノトウ
蕗の薹落倉群生
ムスカリ スノーフレーク
その他ムスカリ その他スノーフレーク
ヒマラヤユキノシタ クロッカス
その他ヒマラヤユキノシタ その他クロッカス
カタクリ
カタクリ1 カタクリ2
これ以外にも桜やハナモモ、コブシ、レンギョウ、ユキヤナギ…雪が多い地域だからこその遅い春…奈良の春と白馬の春、2つの「違う春」を楽しむことができました。
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テーマ : 信州
ジャンル : 地域情報

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:6 

1泊2日で安曇野、白馬、小谷村へ

25日(土)と26日(日)は1泊2日の小旅行へ出かけていました。

昨年と同じように、大学の先輩が経営する小谷村にあるペンションでの「ミニ同窓会」に参加することが目的でした。が、今回は私たち以外に2名しか参加がなく…チョッピリ期待外れの「ミニ同窓会」となってしまいました。
ペンション「ドレミの森」
1日目
朝6時過ぎに出発!
ナビ任せで運転したのですが、昨年までとは愛知県内がまったく違うルートでした。京奈和道=西名阪=名阪国道=東名阪=伊勢湾岸道=東海環状道=中央道=長野道というルートです。伊勢湾岸道と東海環状道は初めて走る自動車道。走りやすく快適なコースでした。

「安曇野」で長野道から一般道に出て、目指すは大王わさび農場。ここへは何度訪れたか忘れるほど度々来ています。黒いネットで覆われたわさび田や大王窟・開運窟、アルプス展望台、水車小屋などを見て歩きました。
大王窟・開運窟 わさび田と黒いネット
ここのわさび田はとても広くて、東京ドーム11個分の面積。その一部を散策できるようになっています。
わさび田
水車小屋のすぐ近くに一般河川の万水川とわさび田を巡ってきた100%湧水の蓼川が合流する地点があります。ここは黒澤明監督が「水車のある村」という映画を撮影した場所です。水温などの違いからしばらく混じることなく流れ、犀川、千曲川、信濃川となり、日本海へ…。この写真では2つの流れの違いが分かりにくいかもしれませんね。
水車 二つの川
北アルプスの展望を楽しんだりし、最後に本わさびソフトクリームを食べて農場を後にしました。
本わさびソフトクリーム
次は、過去に一度だけ訪れたことがある姫川源流探勝園と親海(およみ)湿原へ。詳しくは明日のブログにて…。
福寿草 親海湿原
そして昨年も訪れた白馬村の最北部に位置する落倉高原にある落倉自然園へ(これも、明日のブログにて)。
落倉自然園
小谷村にある白馬乗鞍温泉スキー場の近くにあるペンション「ドレミの森」に到着。荷物を部屋へ運んでから近所を散策しました。今年は積雪量が多く昨年以上に雪が残っていました。里見ゲレンデの残雪も昨年より多く、ゲレンデ下の水芭蕉の群生場所に行く途中も雪でジャマされて…。
里見ゲレンデ 里見ゲレンデ下の水芭蕉
ペンションの楽しみの1つが食事。今回も、オイシイおいしいコース料理でした!
夕食1 夕食2 夕食3 夕食4 夕食5 夕食6 夕食7
食事がすむと「夜通し歌う会」。といってもオーナーを含めて6人だけでしたからすぐに解散、と思っていたら…解散したのは日付が変わってから。
歌
2日目
朝食後に記念写真を撮り、ホントの解散。今年は北陸道まわりではなく、来た道を戻るコースで帰りました。
途中で栂池高原スキー場(ここは7つのゲレンデの内、3つのゲレンデで滑走可能)に寄りました。中央駐車場はほぼ満車状態。スキーやスノボを担ぐ若者の姿を多く見かけました。次々とゴンドラリフトに乗り込んでいきます。
栂池ゴンドラリフト 栂池駐車場
運転しながら景色のいい場所に差しかかると車を止めて写真を撮りました。その中から何枚かをご覧下さい。
松川川岸より(2日目) 白馬村より(2日目)1 白馬村より(2日目)2 白馬村より(2日目)3
長野道に乗る直前にあるスイス村に立ち寄り、昨年とは場所が変わった菜の花畑からの景色を楽しんだり、乗馬する姿を見たり…
スイス村より(2日目)2 スイス村より(2日目)
家には明るいうちに着くことができました。
明日、この続きを書きます。
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テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

Tag:見聞記  Trackback:0 comment:7 

アコーディオン好きにおすすめの本

つい最近のこと、図書館でアコーディオン関係の本を見つけ、即借りてきました。

三浦みゆきさんの「まるごとアコーディオンの本」(青弓社)という本です。
まるごとアコーディオンの本
青弓社のHPには、次のように紹介されています。
タンゴのリズム感に満ちた演奏、クラシック音楽やシャンソンの哀愁を帯びた音色……。音が鳴る仕組みから説明を始め、右手のスムーズな指遣い、左手の演奏のコツ、ステップアップの方法、電子アコーディオンの楽しみ方、コンサーティーナ入門までを解説する。

三浦みゆきさんのアコーディオン演奏を聴いたことはありませんが、JAA主催のコンクールを東京へ聴きに行ったときにプレ企画のひとつとして三浦みゆきさんのコンサーティーナ演奏を聴いたことがあります。

読みやすい本で、アコーディオンを弾くものが最低限知っておくべきことがコンパクトにまとめられています。

目次だけをご紹介します。
第1章 アコーディオンの魅力
第2章 アコーディオンの歴史
第3章 アコーディオンの構造と原理
第4章 アコーディオンを購入しよう
第5章 右手の上達のために
第6章 左手の上達のために
第7章 アコーディオンの世界を広げる高度な演奏法
第8章 あると便利な周辺グッズ
第9章 メンテナンスと取り扱いの注意点
第10章 アコーディオンの仲間の楽器
第11章 アコーディオンは生涯の友達

昨年の12月に発行されたばかりの本です。

このブログ(旧ブログ)でご紹介したことのある、渡辺芳也著【アコーディオンの本】はアコーディオンの誕生から、改良、世界へのひろがり、土着音楽との融合、日本での歴史などかなり詳しくアコーディオンの歴史を知ることのできる本でした。
アコーディオンの本
かなり本腰を入れて読まないといけない、本格的な「研究書」でしたが、今回の「まるごとアコーディオンの本」は平易な文章で簡潔に書かれていますので、とても読みやすい本でした。

金子元孝著【アコーディオン愉し】はエッセイ集のような本で、あっという間に読める本でしたので、両者の中間的?な本と言っていいでしょう。
アコーディオン愉し
もう一冊、私が読んだ本で渡辺芳也著【パリ・ミュゼット物語】という本があります。これはアコのひとつのジャンルであるミュゼットにしぼった専門的な本ですので、特に必読の書というようなものではありませんでした。

今回オススメの「まるごとアコーディオンの本」は、必読の書と言っていいと思います。
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Tag:アコーディオン  Trackback:0 comment:4 

プロフィール

キク

Author:キク
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旧「アコーディオン好きの徒然日記」ともどもよろしくお願いします。

◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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