関西の星・松原智美さんのこと

アコーディオンという楽器は大きな可能性・活躍の場を持つ楽器だと思っています。

「愛好家」として訪問演奏を行ったり、路上で不特定多数を対象に演奏したり、歌の伴奏役をつとめたり、単独あるいはバンドを組んでライブ演奏を行ったり…活躍の場は様々。

アコーディオンの世界にはプロあるいはプロ的な演奏家がある程度存在します。しかし…私の知る範囲内ですが…関西でオーケストラなどと共演できるような「力」を持ったアコーディオン演奏家は誰?と問われると、松原智美さんの名前しか頭に浮かびません。

演奏活動だけでなく、アコーディオン演奏者の育成活動、楽器そのものの普及活動を精力的にこなすアコーディオン界のホープと言っていい存在です。

詳しくは松原智美さんのHPをぜひご覧下さい。

貴重な若手プロが誕生したという実感が湧いたのは…今から3年前。JAAが主催する「アコーディオン・サマーセミナー&コンサート 2012 in JAPAN」の最終開催地、大阪でラース・ホルムさんの通訳兼アシスタント役、そして演奏家としても…大車輪の活躍をされる姿に「実行委員会」の一人として間近に接したときです。

それ以降、アコーディオン教室を奈良にも立ち上げ、プロとしての演奏活動を行いながら八面六臂の活躍が続きます。「西日本アコ仲間のつどい」の講師陣にも加わっていただいています。

関東アコーディオン交流会の独奏コンクールの審査員を務めたり、独自に「公開セミナー」を開催したり…次々と活躍の場を広げられています。

そんな松原智美さんの次なる企画は…最近発足した「じゃばら研究会」最初の企画=「アコーディオン・メンテナンス講座」。

来春、2月21日(日)に蛇腹楽器の修理・調律をされている加藤拓也さんを講師として招聘し、アコの構造や簡単な修理法などを学ぶことができる魅力的な講座。

詳しくは松原智美さんのHP内にある公開講座のご案内 (主催:じゃばら研究会)  をご覧下さい。このサイトから「申込み」することができます。
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松原アコの「強化レッスン」

昨日は、松原アコーディオンクラブの「強化レッスン」日でした。

毎年、この時期に3月に開催するスプリングコンサートに向けて、昼過ぎから夜まで長時間かけて「強化」のためのレッスンを行っています。

全員が揃うことが理想なのですが…都合により欠席や遅刻をされたり、夕食時だけ家に帰られたり…重奏メンバーが揃わないグループが多くあったことだけが残念…。
夕暮れ
午後1時頃に公民館に到着。隣にある中央公園は月曜日に開催された「ぐるっとまつばら健康ウォーク」で賑わい、出発式後に演奏したことがウソのように閑散としていました。
公民館 中央公園
強化レッスンでは研修室と音楽室、実習室の3室をそれぞれ重奏の練習、吉田先生によるレッスン、自主レッスンと合奏の部屋として係のメンバーが計画表を作成し、そのスケジュールに沿って全員が動いていきます。
重奏練習1 重奏練習2 レッスン1 レッスン2 レッスン3
1時15分から夕食まで、吉田先生には2度の休憩時間があるだけ。一方、クラブ員は…ずっとアコの音を出し続けるかオシャベリに時間を費やすかの選択が自由。
自主レッスン
80歳を超えた吉田先生をこれほど「こきつかう」のは、松原アコぐらいなものでしょう??

休憩時間にはクラブ員が持ち寄ったお菓子類や飲み物を…(写真の見どころはお菓子ではなく、Mさんのダイヤの指輪でゴザイマス…笑…)
お菓子
日没を迎え、係の方が用意して下さったお弁当をいただく時間。このときに初めて参加者全員(家で食事、という方も複数いらっしゃいます)が一堂に会することとなります。
夕食 弁当
夕食後も吉田先生による個人・重奏レッスンが続き…最後に合奏の練習。
合奏
合奏(シャルウイダンスとウエストサイドストーリーセレクション)の練習には、休会中のNさんも参加して下さってパーカッションを…

1月に冬合宿を行い、3月のスプリングコンサートを迎えます。
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八つ花ごよみ

山本一力の「八つ花ごよみ」(新潮社)を読みました。
八つ花ごよみ
「路ばたのききょう」「海辺橋の女郎花」「京橋の小梅」「西應寺の桜」「佃町の菖蒲」「砂村の尾花」「御船橋の紅花」「仲町のひいらぎ」という7つの短編が収められています。

四季の花が揃っていますが、「花」そのものが物語と深く結びついているのは「砂村の尾花」だけでした。「仲町のひいらぎ」では最後の1行=「戸口のひいらぎが風を浴びて揺れた。」=に登場するだけ。

物語の象徴として、それこそ花を添えるように「花」が登場するものもありましたが…「花」をめぐっての物語だと勘違いして借りました。花の扱いに力点は置かれていませんが、山本一力らしい市井に生きる人々の人情味溢れる短編がそろい、借りたことを後悔せずにすみました。というより…オススメできる素敵な短編集でした。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
満開の美しさも散りゆく儚さも、一緒に眺めたいと願うのはいつだってただ一人、おまいさんだけだった。幾年もの時を重ね、季節の終わりを迎えた夫婦が愛でる花。あるいは、苦楽をともにした旧友と眺める景色。

桔梗、女郎花、菖蒲、小梅、桜…移ろいゆく花に、ゆっくりと熟した想いを重ね綴られる、八つの絆。江戸市井に生きる人々の、ゆかしい人情が深く心に泌み渡る、傑作短編集。


どの作品にもなんとも言えない温もりがあります。

例えば「西應寺の桜」では…
4年前に妻の千乃が病(脳溢血)に倒れ、夫の邦太郎は長いつき合いがある車屋に小型で軽い車椅子を細かい注文をつけて作ってもらい、その車椅子に乗せて千乃を連れて外出できるようになり…。

ほとんどの物語は高齢となった主人公の若い頃の苦労話を挿入し、若い頃と「今」の両方を描いています。

邦太郎は今は隠居の身ですが、長男に家督を譲るまでは摺り屋(江戸の絵草紙・黄表紙・読売の摺りの4割近くを請け負う大手)夕星屋の4代目当主。

邦太郎と千乃との祝言や長男浩太郎とみそのとの祝言、仕事に難儀した様々な経緯が描かれ、千乃の症状が悪化して口がきけなくなり無表情になって…桜が何よりも好きだった千乃を喜ばせるために車椅子で桜見物へ…。

桜を見たとき、口もきけず、表情もなくした千乃は…「涙」で喜びを表したのです…

私がこのようにあらすじだけを簡単にご紹介すると、味もヘッタクレもありませんね。

まだの方は、ぜひお読み下さい。短編ですので厚みはありませんが、しっとりとした感じの短編に心癒されること間違いなし!です。
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「アコニストたちへの思いつくままの悪口」

10月3日と4日のブログで、「かあさんの歌」を作詞・作曲し、日本のシンガーソングライターの草分け的存在と言われる窪田聡さんの記事「アコ練習に有効な手がかりとなること」をご紹介しました。

今回は「辛口」な記事をご紹介します。
題
「アコーディオン・ジャーナル」1983年8月号に掲載されている記事です。
1983年8月号表紙

アコニストたちへの思いつくままの悪口
アコでもギターでも,とにかく楽器を弾きながらだとうたいやすい。もたない場合との相対においてだが声も出るし,安定するし,うまい。

長年の習慣からくるのだろう。ギターの歴史は短いが,アコは二十数年弾いている。

弾きながらいつもうたっていた。サークルで,集会で,うたごえ喫茶で,公演で,歌唱指導で。
  
そもそも,そうであるべきだ,と思う。

ぼく自身,いちばん得意な楽器はアコなのだが,アコニスト,と自らを規定したことはない。

余談だが,アコニストとかアコーターとかいうのは略称なのだろうか。アコーディオニストというのが,アコ弾きの正式な呼び方なのだろうか。この辺のことが,とんと判らない。

ぼくは,歌もつくり,歌もうたい,楽器も弾き,要するに,音楽しているつもりだ。

音楽することのひとつとして,たまたまアコという楽器にもっとも馴れた訳だ。

そんなぼくとの共通性を,概して,ギターを弾く連中の中にかぎとる。

彼らは,弾きながらうたいうたいながら弾く。歌もうまいし,歌をつくる人も多い。

そうした彼らを,ギタリストとは誰も呼ばない。

にもかかわらず,アコを弾く連中は,どうもアコニストとして存在してしまっているようだ。

周りからもそう見られ,かつまた,自らもそう思いこんでいる節がある。

無論,アコ弾きの中にも,歌をつくったり,歌をうたったりする人もいる。しかし,弾きながらうたい,うたいながら弾く,というのはすくない。第一,歌がへただ。

余談その二だが,仝林野青森の藤川さんは別格だ。彼はアコを離すと,どうも歌が具合悪くなる。もっとも,彼をアコニストと規定する人はいないだろうが。
【略】
それにしても,ちゃんとしたアコの弾き手がすくない,と思う。

楽器の音は出るのだが,楽器がうたっていない。音楽が流れ出してこない。

ぽくの知っている範囲で,つまりは日音協運動とつながる範囲でちゃんとした弾き手は,両手の指で足りてしまいそうな数しかいない。

なぜ育たないのか,という問題以前に,アコをやっている連中はほんとうに音楽を好きなのだろうか,などというとてつもない疑問が湧いてしまったりする。

好きなら,やりつづける筈だし,放っておいても上達するし,などと思う。

以前,アコ教室を担当していた時のことだが,週一回のレッスンの,その時間とその場所でだけ練習する,というか,レッスンに来さえすれば上達する,と思いこんでるといった風な連中が大勢いた。
【略】
目につくのは,うけ身というか,創意性の欠如だ。練習に工夫がない。 
【略】
創意性の欠如,ということの最たるあらわれは,アコの伴奏譜がほしい,という問いあわせだ。

集会などで,日音協出版物の売店を出す。歌集の『うたのひろば』をパラパラとめくったあげく,このアコ譜がほしいんですが,とよくいわれることがある。

困る。カチンとくる。まじまじと顔を見る。丁重にことわりをいう。

ギター譜がほしい,などとはいわれたことがない。

メロディー譜があって,コードネームがついていれば,それで間にあうからだ。アコの場合だって,全くおなじの筈だ。

勿論,アコ譜というのはある。ピアノ譜と同じように左手の譜がついたのが。ベースボタンを指定する独得の記譜法によるものが。

しかし,たかだか,Cを四拍子で4333と弾くのを,一拍目オクターブ下のC,あとをオクターブ上のCの音符を書いて,二拍目の上にメジャーの記号Mを記してあるくらいなものだ。

そんなもの,メロディーの上にCとコードネームがあれば判りそうなものだ。
              
効果的なベースソロのつかい方や,メロディーを飾るオカズなど,ちゃんとしたアコ譜になっていれば参考にはなろうが,しかし,そんな意味で,アコ譜がほしい,などといっているのではないらしい。
【略】
とりあえずいえるのは,くりかえしになるが,音楽をするからアコも弾く,という風であってほしいこと,したがって,自らをアコニストと規定しないこと,このふたつだろう。

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テーマ : 楽器 練習
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「アコの良さ 練習で見落とせないこと」

またまた「アコーディオン・ジャーナル」からの記事紹介です。
1985年12月号
今回はアコジャーナル1985年12月号に掲載されている西尾正さんの寄稿文からの抜粋です。
題
 テーマ
「教師からの直言」として「若い人たちにわかってほしい アコの良さ 練習で見落とせないこと」について述べられています。

若い音楽のウソとホント
【省略】

私の指導理念
誰もが作家になることは難しくても手紙や作文を書くことは出来ると思います。楽器を弾くのも同じで一定の指導を根気良く受ければ年月の差はあっても,誰もが楽しい演奏が出来るようになると確信しています。指導を受けた人もやって良かったと大きな満足を得るに違いありません。

教室で得たものは単に技術的な習得だけでなく日常生活や心身の健康に種々プラスになることが私の経験を通しても少なくないと思います。

ただここで申し上げたいのは誰でも良い素質と演奏の支障になる癖を持ち合わせているということです。ですからその中から悪い癖だけを取り去り,良い個性はいじってしまわないようにするのが指導の基本だと思います。また個々の理解力,体質,根気の限界など理解するように努めています。

生徒の側からは弾けるようになりたいという情熱を持ち続けている限りは熱意を持って教えてもらえるという信頼感を持たれなくてはならないと思っています。

入門第一日に言うこと
初めてレッスンを受ける人には最初に楽器を手にする時が基礎を覚える一番大切な時であり,また難しく感じるかも知れませんが,何ヶ月かたって最初に見た時は難しそうに見えた曲にかかる頃にはかなり基礎も出来てきているので想像した程には難しく感じない筈です。

だから教師を信頼して,焦らずに一曲ずつ丁寧に練習し難しい箇所があったら,ゆっくりと部分練習をしてから,また全体を弾いてみること。

一日一度は楽器を手にし常により良い音を出すように心がけること。

練習中の曲は三度続けて正確に弾けたら一応完成のメドとして次の曲に移ること。

出来れば暗譜をすること。

健康には充分に注意して極度に眠い時や疲れている時は練習を止めること。

良い音楽を多く聞き音楽以外の芸術その他にも関心を持つこと。

それから折角志したことなので,まず三年ぐらい頑張ってもらいたいことなどを適宜話しています。

曲を弾くに当たって
【省略】
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プロフィール

キク

Author:キク
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旧「アコーディオン好きの徒然日記」ともどもよろしくお願いします。

◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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