「GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子」

大倉崇裕の「GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子」(角川書店)を読みました。
ギークスター
二重の意味でハズレ作品が連続してしまいました。
2日前にご紹介した仙川環の「流転の細胞」に続くハズレ。そして、昨年末にご紹介した「BLOOD ARM」という大倉崇裕の作品としては珍しいハズレ。

この作家の福家警部補シリーズや動物シリーズ、そして「聖域」や「白虹」などの山岳ミステリはお気に入り作品なのですが…本作のようなハードボイルド風の小説は苦手です。同じ作者のものとは思えないような内容にガッカリさせられました。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
2000年7月、秋葉原。九重祐子が捜査一係に着任したとき、事件はすでに始まっていた。

食玩フィギュアを巡るトラブルが発生し、相談に来ていた男が、翌日遺体となって発見された。祐子は彼の相談を真剣に聞かなかったことに罪悪感を覚え、独自に捜査を始める。フィギュア店に潜入した祐子は犯人を見つけ出すことに成功するものの逆襲に遭う。ピンチに陥った祐子を救ったのは、謎の男・ギークスターだった。

悪党に制裁を下す闇のヒーローとして街で噂になっているギーク(オタク)スター。正体を知った祐子は、反発を覚えながらも次第に惹かれ始める。秋葉原で続発する凶悪事件で、警察の組織捜査に限界を感じた祐子はギークスターの力を借りようとするが、断られてしまう。秋原葉の闇に潜む、悪を見つめるギークスターの目的は―!?


プロローグとエピローグでは、主人公の九重祐子が秋葉原警察署の副署長として登場(2016年)します。最終的には2016年にこの物語の「黒幕」と直接対峙するのですが…物語の大半は巡査部長だった2000年の出来事。

主人公は捜査一係に配属されているのですが、署内で冷遇されて、毎日7時間近くにわたって秋葉原のオタクたちの相談に乗るという仕事を与えられるだけ。「秋葉原の保健室」と呼ばれるほど多くのオタクが列をなし…「九時五時勤務」が終わった後、秋葉原で起きたある事件について「秋葉原の保健室」でつかんだ情報と独自に「捜査」する中でつかんだ情報をもとに真犯人にせまっていくという物語です。

潜入捜査で秋葉原の悪党を退治する凄腕のギークスターと呼ばれる男と知り合います。ギークスターの存在や正体を上司に報告することはできず…そのギークスターの活躍で「ファイヤー・レイザー」と呼ばれる放火・爆弾犯の正体を突き止めたり(これも上司には報告せず)、最強の敵「エンプティ・ハンド」を追いつめたり・・・。

なんともハチャメチャな内容で、まるでヒーローものの漫画のような小説でした。

極めつけは・・・瀕死の重傷を負ったギークスターの指導を受けて格闘術等を身に付け、警察が手出しできない悪党を制裁する2代目のギークスターになったのが副署長となった主人公。ここまでくるとア・ホ・ラ・シ…としか言いようがありません。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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「流転の細胞」

仙川環の「流転の細胞」(新潮社)を読みました。
流転の細胞
「逃亡医」というハズレ(私にとってです)小説を読んで以来、この作家の作品を避けてきたのですが…図書館でペラペラ読みをすると「赤ちゃんポスト」のことを扱った医療小説だと思いこみ(実際には「胎児細胞移植」のことがメインで、物語全体としては主人公である新聞記者の長谷部友美の成長物語と言っていい内容でした)、読んでみることにしました。

経済紙記者として医療や介護、科学技術の分野を担当した経験を持つ作者らしい専門的な医療知識を駆使した作品ですが、素人の私にも理解できる(ホンマカイナ)平易な文章で、読みやすい小説でした。

新潮社のHPには、次のように紹介されています。
若手新聞記者の長谷部友美は、地方支局に飛ばされて腐っていた。本社異動のためのネタを掴もうと、市内の病院の赤ちゃんポストを張り込み続け、とうとう赤ん坊連れの女を発見する。しかしそれは、子どもなどいないはずの知人の姿だった――超先端医療と母親の切なる願い、そして記者のプライドが火花を散らす医療ミステリ。

一時期マスコミを賑わした「赤ちゃんポスト」。日本では熊本市の慈恵病院にある「こうのとりのゆりかご」一ヶ所だけなのですが、この小説では架空の都市、北埼玉市の阿尾記念病院が国内2例目となる赤ちゃんポストの運用を開始するところから始まります。

入社してから静岡支局で3年、名古屋支社で2年の記者経験を持つ主人公の友美。次の勤務地が希望していた東京本社でなく、北埼玉となってショックを受けます。

少しでも早く東京本社で勤務したい友美は全国版に配信されるような記事ネタをつかむため、預けに来た母親のインタビュー記事を書こうと赤ちゃんポストを張り込み、知人で行方をくらましていた女性がポスト近くで赤ちゃんを抱えてたたずむ姿を目撃します。

その女性の居場所を探る中で、衝撃的な女性の過去を知り、同時に北埼玉市内の産婦人科で不正な中絶胎児の売買が行われていることに絡んでいることを知ることとなります。

胎児細胞移植(赤ちゃんポストも)について軽く触れられているだけですので読みやすい小説ではあるのですが、「医療ミステリ」と呼ぶにはあまりにもオソマツ…。新聞社や記者たちの行動や悩みに焦点が当てられているといっていいでしょう。

「流転の細胞」という題から連想されるような内容ではありませんでした。ただ、主人公の友美が少しずつ成長していく姿の描き方には好感が持てました。
テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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久しぶりに奈良アコーディオン愛好会の例会へ

またまた昨日のことです。

奈良アコーディオン愛好会の例会日は、月に2回。他の用事と重なり、両日ともずっと参加できない状態が続いていました。例会のことはIさんからメールをいただいたり、ぱすとらあるアコ例会でYさんからお話を伺ったりしてはいました。

昨日、久しぶりに奈良アコ例会に参加することができました。奈良市ボランティアセンターと三笠公民館を交互に利用しているのですが、昨日(日曜日)は三笠公民館での例会です。
三笠公民館
Yさんから新しい合奏曲の練習を始めていることをお聞きしていましたので、Iさん(編曲と指揮をされています)から新しい楽譜をいただき…練習をしようと準備していると、「西アコ」に参加されていなかったIさんから「西アコの様子を聞きたい」との要望があり…。
合奏練習前
昨日の参加者のほとんどが西アコに行かれていましたので、例会の冒頭は西アコの「感想発表会」のような場になりました。西アコ実行委員会のメンバーが聞いたらうれしくなるような「報告」が続き…その後、合奏練習。

合奏練習を終えてから、2部屋に分かれて自由練習。私が休んでいる間に新しく奈良アコに仲間入りされたHさんに挨拶してから下の部屋に行って練習をしていると、遅れて来られたSさんが入ってこられ、私が西アコで弾いた独奏曲にオブリガート・副メロなどをつけていっしょに弾いていただきました。1回限りのユニットでアリマス。

4時からまた1室に集まり、曲の聴き合い。残念ながらYCさんは早退。まず、久しぶりに参加した私が独奏し(させられ…笑…)、オマケとしてSさんと先ほどの曲を…汗。汗)。その後はずっと独奏が続き、最後にHさんのオカリナ演奏。リクエストにも応え、3曲?吹かれました。美しい音色に一同ウットリ…。
Mさん SIさん Iさん Yさん Sさん IWさん  オカリナHさん
久しぶりの奈良アコ・・・いい気分で公民館を後にしました。
テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

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クラブ内ミニコンサート

昨日のことです。

松原アコーディオンクラブの運営委員会があり、午後1時に公民館へ。
公民館
運営委員会では今秋からのレッスン計画を話し合ったり、今後の日程について再確認したり・・・。

スプリングコンサートで演奏する合奏曲のうち1曲は手つかずのまま(予定通りなんですが)でしたので、10月からこの曲も練習を開始することになり、11月の松原市音楽祭が終わるまでは4つもの合奏曲を例会で練習せざるを得ません。練習すべき曲が多いにもかかわらず、10月は臨時の休会日が2回もあり(会場が確保できないため)かなりタイトな練習スケジュールとなります。
運営委員会
11月の強化レッスンや1月の冬合宿など、3月19日のスプリングコンサートに向けての様々な取り組みについて話し合っていると、別の部屋からアコの音が聞こえてきました。

3時からクラブ内のミニコンサートを行う予定だったのですが・・・1時間ほど早く着いて練習をされていたのです。

運営委員会を終えると、そのミニコンサートの始まり…。欠席者が多く、クラブ員の参加者は10人だけでした。が…かつて在籍されていたOさんとTさんが聞きに来られていて…全部で12人。

「あみだくじ」で演奏順を決め、8人が弾きました。
独奏1 独奏2 独奏3 独奏4 独奏5 独奏6 独奏7 独奏8
最後に、聞きに来て下さっていたお二人にも弾いていただきました。
独奏Oさん 独奏Tさん
お茶休憩後、OさんとTさんに「近況報告」をしていただきました。話はどんどん拡がり、満州からの引き揚げのことや今後の手術のことなどにも及び・・・最後に運営委員会の報告をして、例会を終えました。
近況報告
テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

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秋分の日の橿原運動公園

今日は、秋分の日。私が生まれて以降、2012年に116年ぶりに9月22日となってから2度目。(9月24日が秋分の日となった最後の年は1979年だったそうです。21世紀には24日になる年はないそうです。)秋分の日といえば9月23日。これに慣れてしまって、22日というのは変な感じですね。2044年までは閏年(オリンピックがある年)には9月22日が続くようなので覚えやすいのですが・・・。

橿原運動公園では祝日のため、多くの人(ほとんどが青少年)がスポーツを楽しんでいました。
園内路 サッカーチームのランニング
多目的グランドでは、サッカー。準備運動を兼ねて?園内のランニングコースを走る子どもたちの姿も見かけました。
サッカーライン引き サッカー サッカー (2)
硬式野球場では、ボーイズリーグの試合。
ボーイズリーグ (2) ボーイズリーグ (3)
ソフトボール場と軟式野球場では、「橿原市こども野球大会」。
軟式野球 (2) 軟式野球
9面あるテニスコートは全て使用中で、その一部では中学生の大会。
中学生テニス大会
空いていたのは屋根付き運動場だけでした。

総合プールの営業は8月末で終わり、誰もいないプールを見ると夏が終わったんだなあと実感します。
総合プール 総合プール (2)
公園内に目立つ花はほとんどなく、遠目にも分かるのはプールの近くに咲くムクゲくらいなもの・・・。あとは、花期を終えかけたサルスベリや「雑草」の花…。
ムクゲ ムクゲ (2)
秋らしいものといえば…せせらぎ川で見つけたジュズダマの実。
ジュズダマの実
そして、田の畦に咲くヒガンバナ。
彼岸花
稲穂が頭を垂れ、10月初旬の稲刈りを待っていました。
稲 
テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

Tag:雑感  Trackback:0 comment:4 

プロフィール

キク

Author:キク
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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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