「パラドックス実践 雄弁学園の教師たち」

門井慶喜の「パラドックス実践 雄弁学園の教師たち」(講談社)を読みました。
パラドックス実践
「パラドックス実践ー高等部」「弁論大会始末ー初等部」「叔父さんが先生ー中等部」「職業には向かない女ー雄弁大学」という4編からなる連作短編集です。

「連作短編」として成り立っているのは・・・神戸市にある雄弁学園(初等部、中等部、高等部、大学、大学院)の学園長選挙をどちらの候補が征するのか、このことが4編の物語の底に流れているから。主役となる教師はそれぞれの短編で異なります。

◆神戸市内に同じ学校法人が経営する普通科の進学校があり、その高校から世界史の教師として転勤してきた能瀬
◆弁論大会で準優勝した児童の母親から優勝に繰り上げるべきだとクレームをつけられた初等部6年担任の荒木
◆前回の学園長選挙で落選した候補の応援をした結果、中等部で浮いた存在になってから大学の夜間部に異動し、補欠として1時間だけ姪が在籍する中等部のクラスでハチャメチャな授業をしてしまった塩鍋
◆高等部で生徒に対処しきれなくなって「休職」し、1年後に雄弁大学非常勤講師として復職することになった五十嵐

もちろん架空の学園です。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
弁論術学習に特化した超エリート校「雄弁学園」。6歳から演説、議論、陳述研究の訓練に励み、大人も太刀打ちできないほどの技術を持つ高校生たちが、新担任・能瀬雅司着任の日に三つの難題を投げかけた。議論混乱をきっかけに前担任を休職に追いやった生徒たちを前に、これまで要領のよさだけで生きてきた能瀬の回答は???

第62回日本推理作家協会賞「短編部門」最終候補作「パラドックス実践」をはじめ、初等部、中等部、高等部、大学を舞台にした四つの学園小説。


ズバリ・・・ショーモナイ(失礼!)、読むに値しない小説でした。

講談社のHPには「知的好奇心をくすぐるミステリ」と紹介されていますが、この売り文句とは正反対の内容にウンザリ。

公共図書館を廃止しようとする議会や図書館長に対し、レファレンス業務を担当する主人公が反対の論陣をはり、図書館を守ろうとする行動をメインに描いた「おさがしの本は」が同じ作家の手によるものだと信じられないほどお粗末な内容でした。

架空の学園の教師の姿を描き、学校教育の「が」の字も知らない?と思うほど有り得ない物語に仕立て上げただけ。言葉遊びの羅列や人間関係の希薄さ、お粗末な人物像・・・マイリマシタ・・・
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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奈良アコ例会日

昨日のことです。

奈良アコーディオン愛好会の第2例会日でした。第1例会(ボランティアセンター)は雪で交通が乱れる可能性があったために中止となっていましたので、1ヶ月ぶりの例会となりました。

会場は、三笠公民館。
三笠公民館
公民館に入ると、Iさんが受付窓口で公民館登録再申請の手続きをされているところでした。手続きを待っていると、YさんやSさんが館内へ・・・手続きが終わって、3階集会室へ。
集会室
指揮者のIさんが到着されるまでは自主練習。
自主練習
合奏は5月28日(日)に開催される「ビバアコ」(第31回ふれあいコンサート…大阪狭山市SAYAKAホール…ゲストはアコーディオン・大田智美+バラライカ・北川翔)で演奏する予定の2曲を練習。
※「北川翔&大田智美」の演奏動画を1本だけご紹介します※
合奏の練習を終え、小休憩。その後、連絡や話しあいをして・・・恒例の演奏披露。
休憩後の話し合い 重奏 独奏 独奏 (2) 独奏 (3) 独奏 (4)
いつもと違ったのは、再度、合奏の練習をしたこと。演奏を披露してから解散するのが常でしたが・・・

テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

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二人の孫と松原アコーディオンクラブ

昨日のことです。

朝から孫二人が来ていて、夕食後に帰ることになっていました。

しばらくおもちゃで遊んでいると、またまた二人でカーテンにくるまって・・・いないいないバア
カーテン バーッ バーッ (2)
・・・その後、姉が保育園で習ったダンスを歌いながら踊ってくれました。2曲とも私が知らない歌。「バカジイ」が見るととっても上手な歌と踊り・・・思わず大きな拍手…弟もソファの上から熱心に見ています。
ダンス ダンス (2) ダンスを見る
外に出て、まずアヒルがいるご近所さんちへ。
アヒル アヒル (2)
すぐ近くの児童公園にある滑り台を何度も滑り、
滑り台 滑り台 (2)
畝傍山と電車が見えるところまで「お散歩」。
電車
家に戻ると・・・松原アコの例会に行く時間が迫っていて、あわてて昼食をとり、出発。
庭で
松原アコーディオンクラブの例会は、いつもと同じように実習室で自主練習したり、音楽室で「吉田レッスン」を受けたり、研修室で重奏練習をしたり・・・。
吉田レッスン 吉田レッスン (2) 重奏
いつもと違っていたのは、昨日初めて合奏にピアノが加わったこと。
ピアノ
ここ数年、Sさんにピアノ伴奏を依頼しています。ピアノが入るとアコを弾きやすく感じる私です。コンサートが迫ってくるのと反比例して吉田先生の「要求」が高まり・・・いつもは5時までに帰り支度を始めていたのが、レッスンに熱が入って5時を過ぎてから終了。
レッスン終了
家に帰ると・・・孫たちはお風呂に入る直前でした。姉は父親に、弟は母親に入れてもらって・・・すぐに夕食。
風呂あがり 夕食
食後、二人の孫を膝に乗せて、1,2月に撮った写真を見て楽しんでいると・・・もう、帰る時間・・・
テーマ : 小さなしあわせ
ジャンル : 日記

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「むこうだんばら亭」

乙川優三郎の「むこうだんばら亭」(新潮社)を読みました。
むこうだんばら亭
「行き暮れて」「散り花」「希望」「男波女波(おなみめなみ)」「旅の陽射し」「古い風」「磯笛」「果ての海」という8編からなる連作短編集です。

この人物が主人公!と言い切れない連作短編でした。

40歳のときに淫蕩な商売と金に埋もれていく自分がいやになり、江戸の場末で営んでいた小さな娼家を畳み、出奔した旅の途中で宿場女郎のたか(22歳)を身請けし、荒海に遮られて先のない突端の地・銚子で新しい暮らしを始めた孝助。

この孝助が生業としたのは漁夫や廻船の水夫(かこ)、醤油屋ものを主な客とする酒屋・「いなさ屋」と女稼ぎの口入れ(桂庵)。

ほとんどの短編が「いなさ屋」の客や口入れに関わる女性たちの物語で、短編ごとに焦点が当たる「主人公」が異なるのですが、最終話で孝助とたかが、それまでの不自然な関係から夫婦として出発することになる過程が描かれていて・・・やはり、主人公は誰かと問われると、孝助とたか・・・。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
江戸での暮しに絶望し、あてどない旅に出た孝助は、途中で身請けした宿場女郎のたかと銚子へ流れ着いた。イワシや醤油で賑わうとっぱずれの地で、彼は酒亭「いなさ屋」を開き、裏では桂庵を営んだ。店には夜ごと寄る辺なき人々が集う。貧苦ゆえに売笑する少女、放埒な暮しに堕ちてゆく女…思うにまかせぬ人生の瀬戸際にあって、なお逞しく生きようとする市井の男女を描く連作短編集。

どの短編も「主人公」は死と向き合いながら危険な海で仕事をする男や女、売笑で身も心もぼろぼろになった女たち。海の厳しさ、生きる厳しさを乗り越えて必死に生きようとする人々の姿を描いた物語の連続で・・・読んでいて「疲れ」を覚えるのです。特に、売笑の話が何度も繰り返し語られるのにはマイッテしまいます。

しかし、どん底の暮らしの中でも生き甲斐を見いだし、懸命に生きようとする姿に心を打たれます。この作家の筆力に改めて唸らされてしまいました。

武家ものの「闇の華たち」とは全く異なる描き方で市井ものを描いた本作に唯々感心するばかり・・・。短編集ですが、長編を8作読んだような読み応えのある作品でした。
テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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ぱすとらあるアコと春の訪れを告げる花

ぱすとらあるアコの例会日でした。

昨日、嵐のような強風が吹き(春一番でした)気温がぐんぐん上昇・・・今日は朝から小雪がちらつく寒い一日でした。

家を出る頃には舞っていた雪も止み、田原本に向かっていると青空が広がってきました。

社協の駐車場の細長い花壇にはスイセンやパンジーなどが咲いていました。前回の例会は用事があって参加できず、例会に参加するのは一ヶ月ぶりでしたので花壇に咲く花がすっかり変わっていたのです。
社協のスイセン
使用予定表を見ると・・・使用予定団体は私たち「ぱすとらあるアコ」だけ・・・駐車場がガラガラだったのは当然です。
使用予定表
参加者は5名。開始時刻よりもかなり早くに来られていて・・・私が最後。
練習前
重奏曲1曲目の練習を終えたときに時計を見ると・・・残り時間わずか。少しだけ休憩して2曲目の練習。あっという間に終了時刻がやってきてしまいました。

研修室にあった掛け時計が昨年の途中からなくなり、今も部屋には時計がないまま。無料で使わせていただいているので「掛け時計がなくて不便」云々など言える立場になく…(関係ないことですが、「云々」を「でんでん」と安倍総理が国会答弁で堂々と読み間違えたらしいですね…笑…ホンマに、困ったおヒトであります)「携帯」電話の時計を見るしかないのです。

練習終了後、いつものレストランへ(Mさんは急用で不参加)。
レストラン
またまたいつもの「井戸端会議」で盛り上がり・・・トイレに行くと、雛飾り(7段飾り)が目に飛び込んできました。・・・もう「春」はすぐそこまで来ていることを思い知らされました。
雛飾り
我が家の庭にも「春」を告げる花が咲き始めました。
クロッカス
クロッカス
フキノトウ(花芽)
蕗の薹
ムスカリ・・・まだこの花だけです
ムスカリ
クリスマスローズ
クリスマスローズ
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ジャンル : 音楽

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プロフィール

キク

Author:キク
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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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