「現調」

遠藤武文の「現調」(講談社)を読みました。
現調2
この作家の作品を2冊(「トリック・シアター」と江戸川乱歩賞受賞作「プリズン・トリック」)読み、もう二度と読むまいと思っていましたが、そのことをすっかり忘れて図書館で借り・・・また読んでしまいました。

こういうことはよくあります。思いがけず良い作品に出会うこともあったりしますが・・・またまた、ハズレ作品でした。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
重傷を負いつつも病院から失綜した被害者、高速道路を横断し轢かれた主婦の黒い噂、事故の記憶がない轢き逃げ犯…警察捜査で見逃された7件の自動車事故の真相を損害保険査定員・滋野隆幸が“現調(現場調査)”で暴く!

「赤信号」「中央線突破」「泥酔」「失踪」「除籍簿」「直前横断」「不実」という7編からなる連作短編集です。

主人公は東亜火災で交通事故の調査査定員をしている滋野隆幸ですが、彼の人物像は詳しく描かれず、淡々と仕事をこなすだけで、短編ごとに異なる人物(交通事故の被害者や加害者)が登場し、その被害者や加害者たちに焦点を当てているということがこの作品の特徴だと言っていいでしょう。最後の「不実」はほとんど主人公が登場しません。

こうした描き方には好感が持てます。また、「交通事故」の謎を解明することを題材としたことも希少性があり、興味深く読むことができました。

だのになぜハズレ?と問われると・・・ほとんどの作品の後味が悪すぎるのです。人間の負の部分がことさら強調され、「希望」が見えてこないのです。例外は「除籍簿」くらいなもの。

「交通事故」という人生を一変させてしまうことを扱い、ただでさえ冷静に受けとめることができない出来事に加え、その裏にある悪意を描いているのですから・・・読み手としては好印象の持ちようがありません。

一風変わった小説を読みたい!と仰る方にはオススメできますが・・・
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1ヶ月ぶりの「バカジイ日記」

孫(弟)が朝から来ています。

あまり体調がよくないのでほとんどの時間を家の中で過ごしました。

ボール投げをしたり、ゼンマイ仕掛けで動くライオンのおもちゃを走らせたり・・・
ボール投げ ボール投げ (2) 走るおもちゃ
それに飽きると、カーテンを使って「いないいない、バー」
イナイイナイ バー
そのときに庭を見て、外へ行きたがり・・・庭に置いてあった長柄の草削りを持って、庭に敷いてある砂利に筋をつけて遊び始めました。
長柄草削り
姉は庭に咲く花に興味を示しましたが、弟は「動きのないもの」にはあまり興味を示しません。椿の花を見せようとしても・・・相変わらず草削りを持って庭をウロウロ。
長柄草削り (2)

※最近のブログでご紹介したツバキは次々に開花し、ハナズオウの蕾がふくらんできました。
椿 ハナズオウの蕾
モクレンはもうすぐ開花しそうです。
木蓮
水色のムスカリは、やっと開花し、昨年初めて植えた原種系のチューリップなどは葉が広がり蕾が見えてきています。
ムスカリ 原種系のチューリップ チューリップ

庭で遊んでからいつものようにご近所さんちへアヒルを見に行きました。
アヒル
体調がよくないからなのでしょう。アヒルを見るとすぐに自分の意思で家に戻り、再び室内遊び。おやつの準備ができ、台所に行くときに初めて出来たことが・・・ドアノブを自分で回して開けたのです。もう一度やらせると・・・また、成功! つい最近、少しだけ補助をすると開けることができたばかりなのに・・・
  ドア開け ドア開けできた
おやつを食べ終えるとまたリビングへ(外からは引かないと開けられないので、まだ一人では無理のようです)。たいこ絵本などでずっと遊び、昼食を作るところを見るために再び台所へ。
朝のおやつたいこ絵本
昼食は体調不良と思えないほどよく食べ、食べ終わると「お料理ごっこ」。
昼ご飯 お料理ごっこ
そして・・・拒否することなくすぐに「お昼寝」するために和室へ。すぐに眠ってしまいました。
昼寝 
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「散り残る」

田牧大和の「散り残る」(講談社)を読みました。
散り残る
「舞う桜」「逸(はぐ)れる蛍」「隠す雪」「結び」という4章からなる時代小説です。

この小説は主人公3人の成長物語風な内容なのですが、章ごとに主人公が入れ替わっていきます。「舞う桜」と「結び」では、腕がよいとの評判の町医者・小野寺宗俊の弟子である誠之助。「逸れる蛍」では、薬種問屋「藤屋」の娘で薬草園を仕切っている早苗。「隠す雪」では、元常廻り同心で今は「藤屋」の薬草園に住み込んで用心棒をしている左近。

主人公が入れ替わることによって、それぞれの心の内が直接読者に示され、互いを思いやる温かな心や複雑な胸の内、同じ出来事に対する異なった受けとり方などがよく分かり、ほんわかとした物語に仕上がっています。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
突然、師に命じられて、気落ちしながら住み込んだ薬種問屋には、広大な薬草園を仕切る、しっかり者の娘・早苗がいた。誠之助は彼女に心惹かれたが、どうも、用心棒の左近との間に、何か訳がありそうに見える。早苗の右手が不自由なことと関係があるようなのだが…。医師を目指す青年の鬱屈と成長の日々―気鋭が描く青春時代長編。

ネタバラシになりますが・・・左近が同心だったとき、同じ道場に通う仲間だった旗本の次男坊・孫右衛門の兄が家督を継ぎ、遊ぶ金など一切出さぬと告げられます。そのことをきっかけに孫右衛門は食い扶持に困っている浪人などを集めて大店へ押し込む計画を立てます。

そのことを知った左近は孫右衛門たちを呼び出して直談判。結局、孫右衛門と左近は刀を抜き・・・左近に憧れていた早苗が左近に気づかれないように跡をつけてきていて・・・左近が切りつけたときに孫右衛門にかわされ、すぐ後ろにいた早苗の右腕の肉を切ってしまうという事態に・・・。

このことをきっかけに左近は同心を辞め、早苗への償いのために「藤屋」の薬草園の用心棒となっていたのです。

医者になるための修行として師匠から住み込みで「藤屋」の薬草園の手伝いをすることになった誠之助。

右腕が不自由になり、結婚を諦めてひたすら薬草を育てることに打ちこむ早苗ですが、右近への恋心を持ち続けています。誠之助はそんな事情を知らず、早苗に惹かれてていき、恋心を抱くようになっていきます。

物語は3人に降りかかるいくつかの「事件」を解決する過程とともに3人の恋の行方を描いています。

田牧大和という作家の文章は読みやすくてほっこりさせられる小説が多いのですが、本作も同様でした。
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「第42回西日本アコ仲間の集い」・第2回実行委員会

昨日のことです。

「第42回西日本アコ仲間の集い」(2017年9月2日~3日、国際障害者交流センター『ビッグ・アイ』で開催予定)に向けて、第2回実行委員会が豊中市立中央公民館で開催されました。

2月初旬に第1回実行委員会を行ったときに工事中だった公民館は養生(飛散防止)ネットで覆われていました。昨日はすでに取り外されていて、新設された文化芸術センターなどと外観では釣り合いが取れた建物に生まれかわっていました。
中央公民館 文化芸術センター
話しあいに使用する部屋は、前回と同じ第2学習室でした。
使用予定表
今回は、前回の懸案事項だった参加費値上げについての結論を出しました(詳しくは5月28日に開催されるビバ・アコで配布を開始する「開催要項」をご覧下さい)。事務局(豊中ポンポコリン)から「西アコ会計収支予算書」が提示され、その資料をもとに検討しました。

全体講座(松原智美さんによる「公開レッスン」)と3つの選択講座(「楽器の仕組み」「左手を中心にしたリズムパターン」「訪問演奏(伴奏)で喜ばれる曲選びと奏法」=全て仮称=)についても講師の了解を得ることができ、実施の運びとなりました。

交流会やモーニングコンサート、夜の「歌う会」と「井戸端会議」などを今年も実施することを決め、担当サークルが決まりかけたところで実行委員会が終わりました。
実行委員会
次回4月の実行委員会でさらに細かい部分を検討し、5月の実行委員会で「開催要項」や「申込書」の詳細を決定することとなります。
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ジャンル : 音楽

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松原アコの総会

昨日のことです。

毎年度末に行っている松原アコーディオンクラブの総会がありました。
公民館
少し早めに公民館に着き、隣の中央公園を見ると・・・大勢の親子連れの姿がありました。公園には木蓮(モクレン)や雪柳(ユキヤナギ)が咲いていて、公民館に入らずに公園の方へ。
公園
白木蓮は満開状態。
白木蓮 (2) 
木蓮(紫木蓮)は白木蓮よりも開花が遅く、ほんの少しだけ開花していました。
紫木蓮
遠目には普通の雪柳ばかりだと思っていたのですが、近づくと・・・蕾がピンク色のフジノピンクという品種が混じって咲いていました。
雪柳 雪柳(フジノピンク)「つぼみ」がピンク色
花を楽しんでから公民館へ。すでに先着が数人いて総会用に机と椅子を並べ終えた状態になっていました。総会資料を人数分ひとまとめにする作業の後、コンサートで差入れしていただいたお菓子とともに各席へ。
総会資料 コンサート差入れ
昨日配布されたものはクラブニュース最終号(No.12)と総会レジュメ、活動報告、各行事での演奏曲一覧表、クラブ会計報告書、慶弔費会計報告、スプリングコンサート会計報告、アンケートのまとめ、コンサート昼食・打ち上げ費会計報告・・・

こうした「議案書」などの報告をして意見を出し合い、新年度の目標や係、年間スケジュールなどを決めていきます。総会で具体化できないものは毎月1回行っている運営委員会で論議することになります。
総会
クラブ活動の中心的行事であるスプリングコンサートを終え、最もリラックスした状態で総会を終えました。4月には「まつばら健康ウオーク」での送り出し演奏と羽曳野市内の老人福祉施設での訪問演奏(+歌う会)があり、それが新年度行事のスタートとなります。
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プロフィール

キク

Author:キク
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◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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