「ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係」

大倉崇裕の「ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係」(講談社)を読みました。
ペンギンを愛した容疑者
大倉崇裕の作品を読むきっかけとなったのは警視庁総務部動植物管理係シリーズの1作目「小鳥を愛した容疑者」でした。イッペンにお気に入りとなり「白戸修シリーズ」や「福家警部補シリーズ」、ノン・シリーズものを何冊か読んできました。ハズレのないオススメの作家です。

「警視庁総務部動植物管理係シリーズ」2作目の「蜂に魅かれた容疑者」を読んだのが昨年1月。1作目は短編集だったのですが2作目は長編でした。このシリーズは短編の方がオモシロイと感じたのですが・・・3作目の本作は、短編集。やはりこういう軽くてユーモアを交えた作品は短編の方が面白いと思いました。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
ペンギン屋敷の溺死体!秘められた“殺意の証拠”をアニマル推理で解き明かせ!警視庁「いきものがかり」コンビが大活躍!!「ヤギ」「サル」「ヨウム」も出てきます。コミカル・アニマル・ミステリー傑作集!

「ペンギンを愛した容疑者」「ヤギを愛した容疑者」「サルを愛した容疑者」「最も賢い鳥」という4編が収められています。

登場する動物は・・・第1話=ケープペンギン(おまけでクワガタ)、第2話=ヤギ(おまけでスカンク)、第3話=リスザル(おまけでアブラコウモリ)、第4話=ヨウム(おまけはなし)。

獣医師の資格を持ち、地球温暖化の研究グループが南極に送る調査チームへの参加依頼が来たり、全日本獣医学連盟や世界動物科学学会などからも誘いを受けるほどその道の第一人者である薄圭子巡査が謎解き役で、銃撃を受けて負傷した警視庁元捜査一課の鬼警部補・須藤友三が本庁の総務部総務課動植物管理係として犯罪被害者や加害者が飼育していたペットの世話の補佐をする設定は前作までと同じです。

動植物の生態に詳しい薄圭子だからこそ見抜くことができる事件の真相。捜査を担当する刑事たちが見落としていたペットから得られる重大な証拠を須藤とともに明らかにする過程が他の推理小説にはあまり見られない面白さ、魅力なのです。

長編だった第2作目「蜂に魅かれた容疑者」では、薄圭子のボケぶりが鼻についたのですが、本作ではボケに対する須藤の慣れが感じられ、より強力になったボケをうまく処理する須藤のおかげで鼻につくまでには至りませんでした。

第4作目はまだ出ていないようです。次はどんなペットが登場するのか・・・楽しみにしています。
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第31回ふれあいコンサート「ビバ・アコーディオン」

昨日、第31回ふれあいコンサート「ビバ・アコーディオン」が大阪狭山市文化会館(SAYAKAホール)の小ホールで開催されました。
大阪狭山市文化会館 小ホール前 吊り看板
松原アコーディオンクラブのリハが10時からあるため、集合時刻は9時半。少し早めに到着し、小ホールへ。

エントランス・ホールでは楽器展示の準備やプログラムへの各種チラシ類の挟み込み作業などが行われていました。
折り込み作業
クラブ員が揃い、地下のリハーサル室へ移動。泉北アコーディオンサークルのリハが終わり、松原アコのリハ。続いて奈良アコーディオン愛好会のリハ。
リハーサル室1
リハを終えたのが開会時刻の10時半。小ホールのエントランスに戻ると、楽器展示や楽器の「病院」、JAAと西アコの宣伝コーナー、輸入楽譜の展示など全ての準備が終わり、ホール内では演奏が始まっていました。
楽器展示 輸入額譜 日本アコーディオン協会 西アコ開催要項など
以下、説明抜きで演奏順に写真だけを載せます(写せなかった演奏や当日に急きょ出演できなくなられた方もいらっしゃいます)。

第1部(独奏)
第1部2 第1部3 第1部4 第1部6 第1部7 第1部8 第1部9 第1部11 第1部12 第1部13
第2部(合奏)
第2部14 第2部15 第2部16 第2部17 第2部18 第2部19 第2部20 第2部21 第2部22 第2部23 第2部24
第3部(重奏、アンサンブル)
第3部25 第3部26 第3部27 第3部28 第3部29 第3部30
※早くもYouTubeにNo.29のMMーDUOの動画がアップされていました。
最後は、ゲスト演奏。アコーディオンが大田智美さん、バラライカが北川翔さん。お二人の演奏を聴くことができただけでもビバアコに来てよかったと思えるぐらい素晴らしい演奏でした。
第3部ゲスト (2)
演奏の合間にトークが入り、北川翔さんによると・・・日本ではバラライカ人口がとても少なく、プロのバラライカ奏者は北川翔さんお一人だけだとか・・・若い頃に歌ったり聞いたりした曲などよく知る曲ばかりで、アコーディオンとバラライカのプロによるアンサンブルを生で聴くことができた貴重な機会となりました。
第3部ゲスト
松原アコの合奏では経験したことがないハプニングが起きたり、縦線がどうのこうのというレベルでないパートのズレがあったり・・・意気消沈。でも、客席で聴いていた人から「さすが、松原アコ・・・よかった!」(たぶん、ホメ言葉?)とアッタカイお言葉をいただき、ホッッ。
テーマ : LIVE、イベント
ジャンル : 音楽

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ビバ・アコーディオン前日の松原アコーディオンクラブ

昨日のことです。

今日、5月28日は大阪狭山市文化会館(SAYAKAホール)の小ホールで「第31回ビバ・アコーディオン」が開催される日です。このブログがアップされる頃にはビバアコが終わり、帰路に就いているはずです。

昨日はビバアコを翌日に控え、最後の合奏練習を行う松原アコの例会日でした。

運営委員会が1時からあるため、早めに松原公民館へ・・・。
松原公民館
まだ誰も到着しておらず、運営委員会開始時刻まで少し時間があったので、見頃となったバラを撮りに中央公園へ。
バラ (4) バラ バラ (2) バラ (3)
公民館に戻り、研修室で運営委員会開始。
運営委員会
今年度の合奏曲のパート確認や重奏グループの演奏曲、演奏時にお揃いで着用するユニフォーム(ポロシャツ)新調の具体化、年間スケジュールの微調整等々、議題は多岐にわたりました。

お茶休憩後、少しだけ実習室で練習を行い、その後音楽室へ移動。
お茶休憩
音楽室でピアノも入っての最後の練習です。
合奏
吉田先生の指導日ではなく、「自力」での練習です。およそ1時間半の合奏練習。指揮者不在なので合わせにくい箇所がありましたが、前日練習としては意義あるものとなりました。

本番のことについては、明日のブログにて・・・。
テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

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久しぶりに葛城「ぞうさんの家」へ

久しぶりに「ぞうさんの家」へ行きました。
屋敷山公園
葛城市中央公民館がある屋敷山公園を訪れるのも久しぶりです。咲いていた花は、タイサンボクとサツキだけ(ぐるっと一周すれば他の花も見つかったかも)でした。
泰山木 サツキ
久しぶりに見る池では亀が甲羅干しをし、多くの鯉が・・・
亀 鯉
気づくと・・・写真を撮っている間に妻は先に公民館に入ってしまっていて、散策をあきらめて公民館へ。
中央公民館
「畝傍の間」の前にあるぞうさんの家の暖簾や看板を見るとなぜだか「やすらぎ」を覚えました。
畝傍の間
畝傍の間に入ると・・・あまりにも長期間休んでいたため?いつものメンバーの顔を懐かしく感じるワタクシであります。「痩せたんチャウン?」との声には納得。今年の2月から意識して体重を減らしてきた(今は現状維持に努めています)からです。お腹がぽっこり出てきて体重が過去最高の○○kg(それでも標準体重でしたが)になったのを機に体重を減らし、今では昔のズボンが楽にはけるようになり、ウエストもベルトの穴2~3つ分細くなりました。

今日の「ぞうさんの家」は「歌って楽しく」。よく行っていた頃はアコーディオンで伴奏したりしていましたが、今回は手ぶら。歌集にある曲を歌ったり、新しい曲をスマホで聞いて覚えたり・・・楽しい時間が過ぎ、あっという間に解散の時刻。
歌集 歌
テーマ : 暮らしを楽しむ♪♪
ジャンル : 日記

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「ご破算で願いましては―みとや・お瑛仕入帖―」

梶よう子の「ご破算で願いましては―みとや・お瑛仕入帖―」(新潮社)を読みました。
ご破算で願いましては
「ご破算で願いましては」「月に叢雲、花に風」「我が待つ君」「めんないちどり」「天神さまが寝てござる」「化粧映え」という6編からなる連作短編集です。

この物語が始まる5年前の8月、深川富岡八幡宮の祭礼で溢れた人出に耐え切れず、永代橋が倒壊して1500人近くの犠牲者が出る大惨事が起こりました。犠牲者の中に、奉公人を数人抱えた「濱野屋」という小間物屋の主夫婦が含まれていました。

主夫婦を失いながらも、奉公人たちは惣領息子の長太郎を守り立て商売を続けていこうとしたのですが、借用証文(物語の最後で仕組まれたものとわかります)を突きつけられ、店と屋敷を取られてしまい、長太郎と妹・お瑛の兄妹ふたりは木枯らしの吹き始めた往来に放り出されてしまいます。

母親の幼馴染みだったという(これも物語の最後でウソだったことがわかります)料理茶屋「柚木」の女将、お加津が手をさしのべてくれます。お瑛が11、長太郎が17歳のときです。

5年後、そんな兄妹がお加津の後押しを受けて三十八文店(38文均一売りの店)を三、十、八にかけて屋号を「みとや」と決め、商売を始めて以降のことを描いた兄妹の奮闘記です。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
小間物屋を営んでいた両親を永代橋の崩落事故で失ったお瑛。兄と二人、ようやく十六歳の細腕で店を開いたものの、能天気な兄が仕入れてくる困った品々に、てんてこまい。山ほどの数の算盤に、不気味な守り刀、恋歌が書かれた五枚の不思議な絵皿まで…。

ふだんは健気で臆病なお瑛も、いざ舟を操れば男顔負けの腕前を発揮する。いわくありげな品々をめぐる謎が、思わぬ人間模様を浮かびあがらせ、いつしか亡き父の秘密まで明らかに。しっかり者の看板娘お瑛と若旦那気質の頼りない兄。凸凹コンビが活躍する下町よろず屋繁盛記。ちょっと切なくて、でも心が晴れやかになる時代小説。


長太郎が仕入れ役で、お瑛が店で売るという役割。曰く因縁のあるものや到底売れそうにないものを仕入れてきて・・・各話でその品物をめぐって「騒動」が起こります。

底流に流れるのは、「濱野屋」が潰れたことに隠されていることが少しずつ明らかにされ、真相に迫っていきながら「濱野屋」を再建しようとする兄妹の思い。

読みやすい時代小説ですが・・・何か物足りなさを感じながら読み終えました。この作者は人物描写が粗いのかもしれません。主役となるお瑛はもちろん、兄の長太郎やその他の登場人物たちの描写が月並みすぎて単純。人物の全体像が浮き上がってこないのです(致命的な欠陥かも?)。
テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

キク

Author:キク
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旧「アコーディオン好きの徒然日記」ともどもよろしくお願いします。

◆松原アコーディオンクラブ・奈良アコーディオン愛好会・ぱすとらあるアコ所属。
◆日本アコーディオン協会評議員

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