「リブート!」

福田和代の「リブート!」(双葉社)を読みました。
リブート
この作家の本を読むのは初めてです。図書館でパラパラ読みすると、どうやら読んだことのないシステムエンジニア(SE)が主役の本。そして巻末に載っている作者のプロフィールを見ると、金融機関でSEとして勤務経験がある作家。おそらくSEたちが困難を乗り越えて人生をリブート(再起動)する、そんな物語なんだろうなあと思って借りました。

内容は予想通りでしたが・・・パソコンはある程度使えますが、コンピュータについての知識がほとんどないに等しい私には???な用語がいくつも出てきて(例えば、UPSやタイムアウト、UNIX環境の2038年問題・・・)、小説内にある程度の解説があるのですが??? その都度、スマホで意味を調べ(調べても「理解」できていないのですが)・・・これの繰り返し。

「読書」以外に時間を費やすことになってしまいました。コンピュータについての知識がある方が読めばシステムトラブルに対処する緊迫感がよく理解できて楽しく読み進めることができるのでしょうが、門外漢の私には浅い読み方しかできません。

でも、組織の対立の解消過程やSEたちの人間的成長について描かれていて、その部分については好感を持って読むことができました。

出版社のHPには、次のように紹介されています。
銀行の取引システムを支える技術屋たちの奮闘を描く。統合を控えた2つの銀行の、違うタイプのエンジニアが最後に得るのは不信か友情か。度重なるトラブルに立ち向かう熱い人間ドラマ。期待の超大型新人が、毎日を懸命に生きるサラリーマンにエールを贈る!

主人公は、明徳システムサービス株式会社(MMS)のリンカーシステムの保守担当をするプロジェクトマネージャー(PM)、横田。

1年7ヶ月前、関西に地盤を置く明徳銀行と関東中心に店舗を拡大してきた東邦銀行が合併することが発表され、ひびき銀行が誕生することになって以来、システム統合に向け、第1段階の双方の勘定系システムの対外的な出入り口を一本化するリンカーシステムを作るためにMMS側でPMとして数百名の開発チームをまとめてきた横田。

合併後に無事稼働した後は、6名の保守チームのPMとして働き、第2段階(ひびき銀行のシステムを旧東邦銀行の勘定システムに完全統合)に備えています。

そんなときに落雷による停電が起き、自家発電に切り替わるまでの間コンピュータを動かし続けるための無停電電源装置(UPS)が働かないという事態に直面。原因はありえないUPSの電池切れ。

さらにバックアップ機に自動的に切り替わらず、リンカーシステムの処理が完全に止まってしまったのです。

この問題は無事に解決したのですが・・・さらに新しい問題が起こります。コンピュータが勝手に2万件も誤振込を行うという異常事態が発生。

旧東邦のPM中瀬川との確執が生じ、横田はシステム障害の対処だけではなく、この中瀬川との軋轢にも悩まされながら、不眠不休で奮闘する姿が描かれます。

2つの事故が解決したと安心していたら、続いて取引データの送受信ができなくなるという事態に・・・以降は、省略します。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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