「桜の咲かない季節」

伊岡瞬の「桜の咲かない季節」(講談社)を読みました。
桜の咲かない季節
名前も作品も全く知らない作家の連作短編集。ときどき読んだことがない作家の本を借りるようにしていますが・・・私のようなオジサン向けの小説ではなく、お若い女性向け?の小説でした。

途中で何度も読むのを止めようと思ったのですが、結局・・・最後まで読んでしまいました、という程度の作品。でも、後味は悪くはありません。ミステリ仕立ての恋愛小説とでも呼べばいいのでしょうか。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
インドで襲われ一年後に亡くなった父の『占い拠 七ノ瀬』を継いだ桜子は、客が喜ぶ占いをするのが苦手で、占い師として致命的。そんな桜子を心配して、表に裏にと駆けずり回るのが乾耕太郎だ。ふだんはしがないフリーカメラマンをしている。仕事がないときがよくあるのだが、そんなときは奔走しっぱなし。というのも桜子に気があるからだ。二人の前に立ちはだかる五つの謎を解いて、男を上げろ、耕太郎。

主人公は、フリーカメラマンの乾耕太郎という20歳代後半の青年。そして「恋」の相手は「占い処 七ノ瀬」の看板を掲げて一人で目立たない場所にある平屋に住み、占い師をしている七ノ瀬(本名は、深沢)桜子(耕太郎よりも3歳年下)。

家も近く、父親同士が親しかったこともあり、耕太郎と桜子の一家は昔から家族ぐるみのつきあいをしていました。お互いにひとりっ子でしたので兄妹のように育ちました。

桜子が小学6年生のときに母が亡くなり、その翌年に耕太郎の父がガンで急死。耕太郎の母は昔から呼吸器系の持病を持っており、父の死をきっかけに実家がある伊豆へ引っ越すことになります。

母の耕太郎への言葉、「あなたは東京にとどまって、今の高校を卒業しなさい・・・」に押し切られ、桜子と占い師として著名な父(天山)が住む家に下宿することになります。耕太郎は周囲の厚意を受け入れ、大学2年まで下宿し、20歳を機に天山の家を出て、いくつかの寄り道をへて25歳のときに天山の近くにあるアパートに引っ越します。

ここまでがこの物語の前提(背景)。

物語は、耕太郎が仕事でインド最大の町、デリーで少年たちに刺されそうになるところから始まります。占い師の天山がお隣のネパールに小道具類を買い出しに来ていて、耕太郎がデリーに仕事に来ていることを聞きつけた天山がカトマンズから飛行機でやって来ていました。その天山が耕太郎をかばって刺されてしまいます。

このときの怪我が原因で、天山は1年後に亡くなり、桜子は父の仕事を継いで占い師として再出発します。

占いにまつわる軽いかるいミステリタッチの物語です。探偵役を耕太郎が務めます。「事件」のことは省略します。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

Tag:読書  Trackback:0 comment:2 

Comment

くま女房 URL|
#- 2017.09.21 Thu17:43
表紙とタイトルにはそそられますね。今日は、お彼岸帰省をしておりました。姉が、かこさとしさんの特集の雑誌をおいていってくれていたので、帰りの電車で楽しみました。キクさまも、現役のとき、また、おじいちゃまになって、接しておられるのではないですか。かこさとしさん。(チカコさまも。)私にとっては、だるまちゃんシリーズもとても魅力的でしたが、やっぱり、「とこちゃんはどこ」です。元気で動き回るとこちゃんは、青年Aが、幼児Aだった姿そのものです。とこちゃんの赤い帽子を思わせるような、少しくすんだ赤の、お気に入りのショップの赤い帽子をカレにかぶせていました。
キク URL|くま女房さんへ
#- 2017.09.22 Fri17:13
かこさとしの本は、伝承遊びに関する本を持っていました。
もう処分してしまった本です。
絵本は学校の図書室に多く置いてあって、昔はよく読みました。
家にはありません。
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