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「ブッポウソウは忘れない」

鳥飼否宇の「ブッポウソウは忘れない」(ポプラ社)を読みました。
ブッポウソウは忘れない
「慈悲心鳥(じひしんちょう)の悲哀」「三光鳥(さんこうちょう)の恋愛」「耳木兎(みみずく)の救済」「鸚哥(いんこ)の告発」「仏法僧(ぶっぽうそう)の帰還」という5話からなっています。

主人公である宗像翼という大学4年生(最終話では大学院修士課程1年生)が一人称語り(ボク)していく軽いかるい(鳥のように飛んでいきそうなほど)、ホンワカとしたミステリ?です。

「BOOK」データベースには、次のように紹介されています。
鳥の研究室・宝満研に所属する大学4年の野鳥翼。平凡な大学生の彼の周りでは、ちょっと不思議な事件が巻き起こる。鳥たちもまきこんで、へっぽこな推理を繰り広げる翼。そんな中、彼の片思い中の先輩・室見春香が突然姿を消して―。個性豊かなキャラクターが繰り広げる、鳥多め、ユーモアミステリ! (出版されてから1年半近くも経つのに、主人公の名前間違いが放置されたまま)

ある地方大学の理学部生物学科の4年生であるボク(宗像翼)は、動物生態学を専攻し、日本の鳥類学の第一人者である宝満英彦教授の動物生態学教室(通称、宝満研)に在籍しています。

宝満研の構成メンバーは教授を筆頭に柴田准教授、九千部助教という教員勢、学生の門司、大野、古賀、室見、曽根、そしてボク。9名の内、男はボクを除くと4名。

演習林や研究室で起こった「事件」とも呼べない(例外もあり)「事件」が各話で起きます。ボクは謎を解くために様々な行動を起こすのですが・・・肝心の鍵となることを的確に判断して謎を解くのは、ボクではなくて宝満教授。

第1話は、托卵された慈悲心鳥(ジュウイチ)のヒナが行方不明となり、犯人(犯猫)は三匹の猫のどれかを突き止めようと奮闘するお話。

第2話は、ボクと同学年ながら頭の上がらない曽根みやこが机上に置き忘れたラブレターの相手は誰なのかを探るボクが驚きの相手を知ることとなるお話。

第3話は、博士課程に籍を置く門司が怪我で入院し、研究対象として飼っていたオオコノハズクをボクが飼育することになったのですが・・・怪我の原因を探ると、門司の「秘密」が分かってくるというお話。

第4話は、助教の九千部が首を絞められて気絶し?、それを目撃した?ヨウムが「トミーノハンコー」と何度もしゃべり・・・そのことから意外な事実が分かるというお話。5話の中では最もミステリらしいお話。

第5話は、ボクが憧れていた女性、室見春香が妊娠して休学していた?真相に迫るお話。

鳥の生態についてほとんど知らない私ですから、鳥の生態についての知識欲を満たしてくれる(初歩的なもののようですが)小説でした。また、読みやすい文章で好感が持てました。気軽に読める小説としてはオススメできますが・・・
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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